全国調理食品工業協同組合(全調食)近畿ブロック会は4月20日、総会を大阪市のホテルグランヴィア大阪で開催し、会員などから20人強が参集した。
冒頭、阪田嘉仁会長(西友商店社長)は「当社がある滋賀県では、琵琶湖の小鮎の不漁が続いており、一昨年は例年の三分の一、昨年はその三分の一と減少が続いている。地域の食文化が失われることに大変危惧を抱いている。困難な時代を迎えているが、当組合のネットワークや情報交換の場を、ヒントやアイデアにつなげていただければと思う」とあいさつ。
続いて、全調食の岩田功理事長が「全調食としてイベントの出展料補助をしており、昨年は30社の出展があった。今年度は予算を上積みし、多くの企業に出展いただき、皆さんの商売の足しになればと思う。もう一つの事業である若手研修会も好評で、来年は一つの集大成としてラスベガスを予定している。また、今年度は新事業として中堅(50歳以上)の勉強会・交流会を行う」と訴えた。その後、各地区(大阪、兵庫、京都、滋賀)の代表が近況を報告した。
続いて福井県の大本山永平寺等御用達の御昆布司四代目当主の奥井隆奥井海生堂社長が「世界を席巻する和食、それを支える昆布」について講演。講演後の謝辞で同ブロック会の福井正一顧問(フジッコ社長)は講演のお礼を述べるとともに各位に「和食文化を世界に広めていこう」と呼びかけた。
しろたまりの日東醸造が特別講演 東海・北陸ブロック会
全調食東海・北陸ブロック会の総会が4月21日、名古屋市中区の名古屋マリオットアソシアホテルで開催された。
欠席した平松賢介会長(平松食品社長)に代わり、加藤英敏副会長(カネハツ食品社長)のあいさつでスタートし、続けて来賓として全調食の岩田功理事長(岩田食品会長)もあいさつに立った。
総会の事業報告では、6月29日の佃煮の日に合わせたキャンペーン、静岡県で開かれた研修会、子ども食堂の支援活動などが報告された。さらに事業計画案や予算案などが審議され全会一致で可決承認された。

特別講演では、琥珀色の醤油「しろたまり」など醤油やたれ、つゆの製造を行っている愛知県碧南市の日東醸造の蜷川洋一社長が登壇した。
「愛知独特の醸造文化と白醤油のお話」と題し、江戸時代から続く日本酒、みりん、みそ、醤油の歴史から、料理の色合いを生かす「白醤油」や、大豆をまったく使用しない「しろたまり」についてのこだわりや醤油との違いなどについて説明した。



