ヤマモリはエースコックの「わかめラーメン」とのコラボレーションで生まれた釜めしの素「わかめラーメシの素」を8月21日から新発売する。イシバシハザマの石橋尊久さんを起用し、往年の「わかめラーメン」のCMを彷彿させる「お前はどこのわかめじゃ?」というセリフを使用したTVCMも制作。8月下旬から順次、一部エリアを除き放映する。エンターテインメント性の高い新商品を投入し、若年ユーザーや男性ユーザーの獲得を目指す。
同社によると、ふりかけ市場では「わかめ」を使用した商品が全体の3割を占める。「わかめごはん」も幅広い年代に愛され、なじみ深い料理の一つになっているが、釜めしの素市場では「わかめ」に着目した商品がほとんど見当たらない状況にある。ヤマモリはこうした状況を背景に、ビジネスのつながりがあったエースコックの商品で今年40周年を迎える「わかめラーメン」に着目、エースコック「わかめラーメン」とヤマモリ「釜めしの素」のコラボレーションが実現。エースコックの麺なし商品「わかめラー」を参考に「わかめごはんのエンターテインメント性を高めた商品」として、メンをメシに変えたネーミングの「わかめラーメシの素」の発売に至った。
「わかめラーメシの素」はたっぷりのわかめとごま、コーン、メンマを具材に使用した釜めしの素。「わかめラーメン」の特徴である磯の香り豊かなわかめやスパイスの風味といったバランスを再現し、家族全員が楽しめる釜めしならではの味わいに仕上げた。3合用(3~4人前)。74.5g、税別希望小売価格270円。
同社は3日、都内で新商品発表会を開催。三林圭介社長執行役員、エースコックの村岡寛人専務取締役、イシバシハザマの石橋さんが登壇した。
三林社長は新商品について「エースコックさんの『わかめラーメン』の乾燥具材をヤマモリのだしで炊き込む新しいタイプの釜めしの素が完成した」と紹介。エースコックとのコラボについて「様々な食シーン、食を中心としたエンターテインメントのシーンで、互いの強みを生かして補い合うアライアンスを引き続き模索していきたい」と語った。
村岡専務は新商品について「『わかめラーメン』を新しい分野に広げていけるということで非常にうれしく思っている。『わかめラーメン』を食べていただいていない人はたくさんいる。この商品が新しいユーザーを広げるきっかけになってほしい」と強調。ヤマモリとのコラボについて「いろいろな楽しい取り組みをさせていただきたい」と述べた。