量り売りや自動値引きに対応も 時流に即した製品紹介 寺岡精工が福岡で展示会

寺岡精工および九州・沖縄エリアの販売代理店九州テラオカは、6月14日と15日の2日間、福岡市博多区の博多国際展示場&カンファレンスセンターで九州プライベート・ショー「2023ニューバランスフェア」を開催した。

今回は食品業界注目の世界最先端の量り売り製品バルク販売システム「GramX」や店舗DXを進化させる「自動値引きシステム」などを紹介。「GramX」はセルフの量り売りで単価の異なる複数商品の買い回りが簡単にできるバルク販売システム。秤にNFCを搭載することで、商品の購入情報をNFCカードのIDに紐づけてプリンターコンソールに蓄積。複数商品計量後のラベル発行時にカードIDに紐づく購入情報をまとめて呼び出せるため、精算用ラベルの出力を1回で済ませることができるのが特長。

「自動値引きシステム」はバックヤードの包装機・計量器・ラベルプリンター、売場の電子棚札(ESL)、POSを連携させて事前に設定した自動値引きスケジュールに合わせて売場のESL上での値引き表示する。SMなどでは時間帯で変わる価格の値引き作業を何度も人の手で行わなければならないが、同ソリューションではレジでの値引き処理を自動で行い値引きシールを発行するため、スタッフが商品に貼るといった作業負担をゼロにできる。

そのほかにも質の高いリサイクル原料としてペットボトルを回収するペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」や、製造・物流現場で計数作業をサポートするカウンティングスケール「DC―450」といった流通、食品工業・製造、ロジスティクス、飲食・専門店の各産業向けに最新技術を活用した製品・ソリューションや各種クラウドサービス、環境製品などを多数展示し、来場者からの多くの関心を高めていた。