レンジ餃子に新ライン 今夏コンビニ先行発売 イートアンドフーズ

餃子専門店「大阪王将」ブランドの冷凍食品を展開するイートアンドフーズは、関東第一工場に「レンジで美味しく食べられる焼き目つき餃子(仮)」製造ラインを新設、今夏に稼働を開始する。このほど開いた決算説明会の席上、仲田浩康社長は「新ラインで製造したNB商品(8粒入り)をコンビニ先行で7月にも発売し、将来的には販売ルートの拡大も視野に入れる」などと話した。

新ラインの生産能力は年間約1千t。市場でレンジ調理の冷凍焼き目つき餃子カテゴリーが過去5年で約3倍に拡大していることを受けて導入する。最大の特長は、ライン上で鉄板の厚みを工夫するなどし、「大阪王将」の店舗で“神焼き”と呼ばれている餃子職人こだわりの焼き目を再現したことだ。レンジ調理品の課題だった食感や見た目を向上させ、本格的な焦げ目とパリッとした美味しさを楽しめるようにした。なお、新ラインでは焼き工程を初導入。あわせて成型機も改良し、包装工程までオートメーション化した。