8.6 C
Tokyo
11.5 C
Osaka
2026 / 02 / 27 金曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料コーヒーにこだわる男性に多く飲まれている「ネスカフェ香味焙煎」を大刷新 新ターゲットは30代女性 そのねらいは?
KNOWLEDGE WORK 20260303

コーヒーにこだわる男性に多く飲まれている「ネスカフェ香味焙煎」を大刷新 新ターゲットは30代女性 そのねらいは?

 ネスレ日本は、「ネスカフェ 香味焙煎」をブランドごと大刷新して新たに30代女性をメインのコミュニケーションターゲットに定める。その上で新商品「ネスカフェ 香味焙煎 ひとときの贅沢」を3月1日に新発売する。

 これまで蓄積してきたブランド資産を活かしつつ、新ターゲットの30代女性に寄り添い手ごろさと親しみやすさを打ち出して需要を喚起していくのが狙い。

 「香味焙煎」は1998年に日本オリジナルブランドとして誕生し、コーヒーの香りや品質にこだわる男性に多く飲まれてきたが、プレミアムイメージの強さから購入層の広がりや購入頻度に課題があったとみられる。

ネスレ日本の高岡二郎飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&システムギフトボックスビジネス部部長
ネスレ日本の高岡二郎飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&システムギフトボックスビジネス部部長

 取材に応じた高岡二郎飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&システムギフトボックスビジネス部部長は「『香味焙煎』は香りへのご評価が非常に高いのだが、スーパープレミアムという部分でご購入のハードルも高かった。今回、ターゲットを女性にさせていただいて、若い人がもっと手軽に自分のために飲んでいただけるブランドにしていきたい」と語る。

 女性層に向けて“香る、わたしのひととき”をコンセプトに味わいも全面刷新。苦味をおさえたすっきりとした味わいを求める声が増えてきていることを受けて苦味と酸味をおさえた。

 「『香味焙煎』の豊かな香りというブランドの資産を活かしながらも、スッキリとした後味で非常にマイルドなコーヒーに仕立てることができた。ターゲットの30代女性にすごく気に入っていただけると思っている」と自信をのぞかせる。

 コミュニケーションでは、自分以外の事から離れてありのままの自分に戻り好きなことを心から楽しむことに寄与するブランドであることを伝えていく。

 「ターゲットの方は家事や仕事、育児と忙しく、自分の時間というのは限られているのではないかと思っている。ターゲットの方が自分の好きなことを楽しむ時間や、自分自身に戻れる時間をブランドとしてサポートしていきたい」という。

 30代女性の家庭での過ごし方を充実させたい気持ちにも寄り添い、日々の飲用シーンに合わせた飲み分けも促進していく。

 ネスレ日本は、今年新たに、コーヒー飲用層をエントリー層(就業した若年層)・飲み分け層(家庭を持つ層)・定着層(生活が落ち着いている層)の3つに分類。

 30代女性は飲み分け層に相当するが、「香味焙煎 ひとときの贅沢」は「男性層やコーヒーエントリー層にも楽しんでいただける製品」と述べる。

 アイテムは袋入り(60g・90g)とスティックタイプ(24P)を取り揃える。

新パッケージを採用した「ネスカフェ ゴールドブレンド オリジン」の「ロンビアブレンド」(左)と「ホンジュラスブレンド」
新パッケージを採用した「ネスカフェ ゴールドブレンド オリジン」の「ロンビアブレンド」(左)と「ホンジュラスブレンド」

 一方、「香味焙煎」をこれまでのユーザーであったコーヒーヘビーユーザーの男性層については、昨年立ち上げた「ネスカフェ ゴールドブレンド オリジン」で取り込みを図っていく。

 「『オリジン』はこだわりの豆を使い、こだわりの強いユーザーに買っていただける製品として発売した。発売後、ご購入者をみると『香味焙煎』と非常に近しい属性であることが分かり、『オリジン』でカバーでき『オリジン』のほうがこだわりのユーザーを一層獲得できると判断した」。

 「オリジン」は、「ネスカフェ ゴールドブレンド」史上初となる産地にこだわったシリーズで、「コロンビアブレンド」「ホンジュラスブレンド」をラインアップ。今年、パッケージを刷新して磨きをかける。

 瓶の形状をよりプレミアムイメージの強い丸瓶に変更し、ゴールドの色味をより鮮やかなシャンパンゴールドに変更する。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。