日清食品のカップ麺「カップヌードル」が2019年度、国内年間売上高1千億円(国内出荷実績をもとにインテージSRI平均販売単価データから算出)を達成した。ドライグロッサリーのブランドとしては業界初の快挙。
「カップヌードル」は17年度、18年度と2年連続で売上高過去最高を更新中だったが、19年度は「カップヌードル 味噌」を発売し、「カップヌードル七福神」として定番商品の強化を推進したほか、「あっさりおいしい」「ソルトオフ」「エスニック」等々、フレーバーやサイズバリエーションを展開。
一方、若年層をメーンターゲットとするメディア戦略も積極展開。同社史上最多動画再生回数を記録したTVCM「HUNGRY DAYS」シリーズの公開。人気具材の“謎肉”を増量した4年半ぶりのリニューアルなど常に話題を提供するプロモーションの展開で、潜在需要の顕在化に成功。国内年間売上高1千億円につなげた形だ。
1971年9月18日に誕生した世界初のカップ麺「カップヌードル」。来年は生誕50周年という節目の年を迎えるが、同社では「100年ブランドを目指し、これからもお客さまに喜んでいただける商品づくりとプロモーション展開で、さらなる進化を続けていく」としている。