加工食品乳製品・アイスクリームアイス市場 6年連続で最高...

アイス市場 6年連続で最高更新 猛暑が追い風、25年度は6631億円

 日本アイスクリーム協会がまとめた2025年度(2025年4月~2026年3月)のアイスクリーム類・氷菓販売実績(メーカー出荷ベース)によると、販売金額は6631億円(前年比2.8%増)となり、6年連続で過去最高を更新した。

 販売数量は91万5645㎘(同2.2%減)と前年を下回ったものの、価格改定や高付加価値商品の展開を背景に販売金額は過去最高を更新。リッター単価も724円と前年から35円上昇し、過去最高となった。

 2025年は年平均気温偏差がプラス1.23℃と統計開始以来3番目の高温を記録。夏季の全国平均気温は観測史上最高となり、猛暑による喫食機会の増加に加え、高付加価値商品の開発や設備投資など業界全体の取り組みも市場を支えた。

 種類別の販売金額は、アイスミルクが1620億円(11.2%増)と最も高い伸びを示し、アイスクリームも1864億円(2.6%増)と伸長。一方、ラクトアイスは2037億円(1.4%減)、氷菓は1110億円(0.1%減)と前年を下回った。数量ではアイスミルクが4.5%増、アイスクリームが0.5%増と堅調だったのに対し、ラクトアイスは7.1%減、氷菓は1.9%減となった。

 形態別の販売金額は、紙カップ、モナカ、コーン、業務用が前年を上回った一方、マルチパック、ホームタイプは前年割れ。数量は紙カップ、コーン、モナカ、業務用が増加した一方、マルチパックやスティックは減少した。紙カップやコーン、モナカでは高付加価値商品の展開、業務用は店頭価格の影響を受けにくいことが寄与し、マルチパックやホームタイプは節約志向や価格感応度の高さが影響したとみられる。

 協会は人口減少や価格改定の影響で販売数量は前年を下回ったものの、高品質・高付加価値商品の需要は引き続き堅調と分析。今後は多様化する消費者ニーズに対応した商品開発や新たな喫食機会の創出が重要になるとしている。

アイスクリーム類および氷菓市場の推移
アイスクリーム類および氷菓市場の推移

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