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三菱食品「草加FSDC」 最新鋭のマテハン投資実行 持続可能な物流基盤構築へ

 三菱食品はこのほど、リクエ事業および大手外食向けの新設物流拠点である草加FSDC(フードサービスディストリビューションセンター)で、最新鋭の自動化物流システムの運用を開始した。

 常温エリアでは国内食品卸業界では初となる、フランスExotec社の3次元高速ピッキングシステム「Skypod」、冷凍エリアではIHI物流産業システムのケース自動倉庫「シャトル&サーバ」を導入。業務用食材・酒類・資材物流におけるピッキング作業の効率化と精度向上、低温環境下での作業負荷の軽減と省人化により、人にやさしく持続可能な物流基盤の構築を目指す。

 首都圏(東京都内および千葉・神奈川・埼玉)と静岡エリアで展開するリクエ事業は、地域の飲食店など登録店舗数5万9380店(累計/25年度)、業務用食材・酒類・資材・生鮮品など登録アイテム数は1万点超。生鮮品から業務用食材、資材まで飲食店に必要なアイテムがワンストップかつ小ロットで届くきめ細かなサービスが支持されて実績を伸ばしている。

 一方で、物流現場の負荷軽減も課題となっていた。従来の拠点では音声ピッキングを導入し、庫内作業スタッフが在庫保管エリアを移動しながら約1万3000の商品を手作業でピッキングしていたが、労働力不足が深刻化するなか、持続的な事業成長を目指す上で働きやすい職場環境の整備が必要だと判断。3拠点目となる草加FSDCの開設にあたって、マテハン投資を強化した。

 3次元高速ピッキングシステム「Skypod」は、ロボットがラック内を自在に昇降しピッキング。対象アイテムを作業者の手元まで搬送するGoods to Person(GTP)方式を採用した倉庫自動化ソリューション=写真。冷凍エリアの「シャトル&サーバ」は、過酷な低温倉庫での保管・出荷作業を自動化する。

 「現状の歩く・探す・寒い・重いといった物流センター業務の課題解消は不可欠であり、足元の生産性向上や現場課題の解決にとどまらない中長期の取り組みとして、2040年においても競争力を維持すべく、お客様に安定したサービスを提供し続ける物流基盤の構築を目指して、常温エリアの『Skypod』、冷凍エリアの『シャトル&サーバ』の導入を決定した」(三菱食品)。

 草加FSDCの設備概要は次の通り。▽常温庫内Skypod=保管可能棚数1万182棚、ロボット台数44機、ピッキングステーション3基▽冷凍「シャトル&サーバ」=6レーン、ケース数:7488㌜。

 同社では「今後も働き続けられる職場環境の実現や、24時間/365日稼働を支える物流基盤の構築、さらには独自性の高い運営ノウハウの蓄積を図りながら、次世代型物流センターの実現を目指していく」とした。

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