日本テトラパックは、常温で長期保存可能な牛乳「ロングライフ牛乳」の認知率向上に向けて取り組んでいる。
7月16日に行った発表会で、執行役員マーケティングディレクターの鍜冶葉子氏は「当社が製造している紙パックには、要冷蔵のものと長期で常温保存可能なロングライフ紙パックの2種類がある」と述べる。
日本では要冷蔵の牛乳の割合が高いことから、ロングライフ牛乳はレストランやカフェで使用が増えているものの、一般消費者の認知率は低いという。
「ロングライフ牛乳はまとめ買いにも好適で、需要の変動にも対応しやすく、賞味期限が長いため食品ロスの削減にもつながる。配送頻度を減らし、常温で運べることからエネルギーコストの削減にも貢献できる」と胸を張る。
防災備蓄のローリングストックにも適していることから、同社は今年6月に鹿児島県大島郡与論町(与論島)で「学校給食用ロングライフ牛乳のローリングストック防災備蓄」の実証を開始。
学校給食用のロングライフ牛乳を常に一定量備蓄し、非常時には町民にも提供し栄養補給を助ける。
「防災備蓄は与論島のような離島だけでなく、山間部などでも活用できるのではないかと考えている。地域の課題解決にも貢献できる可能性を持っている」と述べる。
ロングライフ牛乳は、中身を超高温で瞬間滅菌し、滅菌された6層構造の紙容器に無菌充填することで、常温での長期保存が可能となっている。
東北大学名誉教授・農学博士の齋藤忠夫氏は特別講演で「一度容器を作って牛乳を入れるのではなく、容器を作りながら牛乳を充填している。容器にも工夫があり、製品を守る6層構造で水分や光、酸素を遮断している」と説明した。

発表会にはゲストとしてタレントの辻希美さんやミルク料理家・管理栄養士の小山浩子氏も登壇。
小山氏は「牛乳と梅干しを組み合わせることで、水分・塩分・ミネラル・たんぱく質が補給でき夏におすすめ」と「梅干しラテ」の作り方を紹介し、辻希美さんは「簡単にできそうなので自宅で作ってみたい」と語った。
