伊藤ハム米久ホールディングスは、連結子会社ANZCO Foods Limited(以下アンズコ)を通じ、ニュージーランド(NZ)の食肉処理加工販売事業者Greenlea Group Limited(以下グリーンリー)の全株式を取得する。
6月18日付で合意し、8月末の取得完了を予定。伊藤ハム米久HDはグリーンリーを「アンズコと様々なシナジーを創出できる企業」と評し、長期経営戦略2035の柱の一つと位置付ける海外事業の成長加速を図る。
NZは世界第7位の牛肉輸出国。その中でアンズコ(年商約2000億円)は、グリーンリー(年商約580億円)を買収することでNZの主力パッカーとしてポジションを確立させ、「米国・欧州・アジアへの動物性たんぱく質の供給能力拡大」を図る。
アンズコはNZ内に牛処理場5拠点、羊処理場3拠点有り、グリーンリーはNZ内に牛処理場2拠点有している。伊藤ハム米久HDは「調達・販売・コスト最適化で多くのシナジーがある」とし、買収の取得価額は約800百万NZ㌦(約760億円)を予定している。
NZ牛肉の優位性として同社は、牧草主体の飼育や安定した気候条件、厳格な防疫体制、隣接する酪農産業からの生体供給などを背景に、他の牛肉輸出国と比べて、サステナブルな食肉生産が可能な国と位置付けている。

