飲料嗜好飲料トラックドライバーの人手不...

トラックドライバーの人手不足などに対応 伊藤園とネスレ日本が物流連携 「ネスカフェ」と「お~いお茶」の重軽混載など実施

 トラックドライバーの人手不足や環境負荷低減への対応として、伊藤園とネスレ日本は静岡県を起点に4月から物流連携している。

 「2026年1月から両社の物流部門で意見交換を行う中で、物流上の課題や地理的条件に共通点があることが分かり、連携を検討し4月からの運用開始に至った」(ネスレ日本サプライ・チェーン・マネジメント本部物流部ロジスティクスプロジェクトリードの坂口治夫氏)という。

 両社は静岡県・千葉県・兵庫県にそれぞれ拠点を構え、静岡県を起点に運用開始したのは共同輸送とラウンド輸送の2つ。

 共同輸送では、ネスレ日本の島田工場(静岡県島田市)で製造されたボトルコーヒー「ネスカフェ ボトルコーヒー」を伊藤園の静岡県にある倉庫(DC)に集約して静岡県から千葉県までの片道で実施している。

左から「ネスカフェ ボトルコーヒー」と「さらさらとける お~いお茶 抹茶入り緑茶」
左から「ネスカフェ ボトルコーヒー」と「さらさらとける お~いお茶 抹茶入り緑茶」

 「ネスカフェ ボトルコーヒー」は島田工場の出荷倉庫から伊藤園のDCに輸送され、そこで週1回、軽量貨物である伊藤園のインスタント緑茶「さらさらとける お~いお茶 抹茶入り緑茶」などと重軽混載され千葉県の倉庫まで輸送されている。

 一方、ラウンド輸送では、島田工場の出荷倉庫からネスレ日本の倉庫(兵庫県西宮市)へ「ネスカフェ ボトルコーヒー」を輸送したトラックが、復路で伊藤園の物流倉庫(兵庫県神戸市)にて「お~いお茶」などに使用する原料茶葉を積み込み、伊藤園の静岡工場(静岡県牧之原市)まで輸送している。

 共同輸送とラウンド輸送でトラック1台あたりの積載効率を高め、トラックドライバーの人手不足の解消のほか二酸化炭素排出量の削減につなげる。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。