飲料嗜好飲料味の素AGF「ブレンディ」...

味の素AGF「ブレンディ」ポーションが絶好調 初のTVCM放映などの価値伝達が奏功して金額ベースで約1.6倍

 味の素AGFの「ブレンディ」ポーションが絶好調だ。

 インテージSRI+によると、2025年4-12月金額ベースで前年同期比約1.6強を記録し、現在もほぼ同等の伸びで推移しているという。

 ポーションはコンク(濃縮)の一形態で、コーヒーやティーのアイスメニューを一杯分ずつ簡単にできることに加えて、保管スペースをとらず常温保存できるのが特徴。

 特に一杯分ずつ開けたての味わいが楽しめるという点で紙容器入り・ペットボトル入りのコンクとも異なる価値を有しており、「ブレンディ」ポーションが牽引役となり、市場も拡大している。

 昨年は5月に「ブレンディ」ポーション初となるTVCMを放映するなど、商品の価値伝達を積極的に行ったことで市場を上回る伸びになったとみられる。

「フルーツティー 3種の果物ミックス」(上段中央)「抹茶オレベース」(上段右)「紅茶」(上段左)
「フルーツティー 3種の果物ミックス」(上段中央)「抹茶オレベース」(上段右)「紅茶」(上段左)

 2月26日、発表した伊藤英郎執行役員は「市場も大きく引き上げることができ、検索ワードも増加。検索ワードは、ポーションではなく『ブレンディ』ポーションのワードが多く、ブランディングもしっかりできている」との手応えを得る。

 AGF調べによると、2025年年間のポーション市場規模を29億円と推定。
 ポーション非購入で購入意向があるユーザーの最大ポテンシャル規模を約200億円と見込み、新商品の投入やコミュニケーションによって生活者認知を増やすことで市場拡大を図っていく。

 新商品は「フルーツティー 3種の果物ミックス」と「抹茶オレベース」の2品で3月2日に発売開始、これに先立ち「紅茶」をリニューアルして 2月下旬から発売している。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。