加工食品即席麺・即席食品「うまかっちゃん」に久留米風とんこつ 開発者は地元出身 試作100回以上の自信作

「うまかっちゃん」に久留米風とんこつ 開発者は地元出身 試作100回以上の自信作

 ハウス食品は2月2日から「うまかっちゃん」〈久留米風とんこつ〉を九州・沖縄地区と山口県のSMなどで数量限定(約100万食を予定、なくなり次第終了)発売する。

 「うまかっちゃん」は1979年9月12日の発売から40年以上愛され、販売累計食数約42億食(同社調べ:2025年12月末時点)の九州袋ラーメンシェアNo.1(出典:KSP-SP 2025年1~12月の九州エリアSMを対象)を誇る同社の看板商品となっている。

ハウス食パーソナル食品事業部長の伊藤賢治氏㊧、久留米・ラーメン会会長の吉野亮氏
ハウス食パーソナル食品事業部長の伊藤賢治氏㊧、久留米・ラーメン会会長の吉野亮氏

 今回の新商品は「九州を明るく盛り上げたい」との想いでハウス食品が2021年にスタートした「買い手よし」「売り手よし」「社会よし」の三方よしを目指す「九州を元気にするプロジェクト」の一環として2027年に誕生90周年を迎える久留米ラーメンを盛り上げていきたいとの思いから商品化された。

 商品開発では久留米市出身のハウス食品開発研究所の塚原優作氏が計16杯の久留米ラーメンを食べ歩いて味わいづくりに挑み、着想から1年以上をかけて100回以上の試作を重ねて商品化した。

開発を手がけた塚原優作氏
開発を手がけた塚原優作氏

 強いとんこつ風味を再現すべく、既存のうまかっちゃんの粉末パウダーを改良して通常の2倍の「豚の調味料パウダー」を使用。新たに開発した本商品専用のオイルは他にはないポークの香りと味の濃厚さを具現化した。

 さらに粉末スープとオイルのバランスを調整し、濃厚さとなめらかさを出すことでスープの泡立ちを作り上げることに成功している。

 なお、商品パッケージの久留米風とんこつの商品名の背景には濃厚なスープが入っているどんぶりを、正面は注ぎ足してつくったような色の濃い泡立つスープが入った久留米ラーメンをそれぞれ表現している。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。