伊藤忠商事は、オーストラリアを代表するワイナリー「Vinarchy(ヴィナキー)」社と、日本国内における輸入・販売代理店契約を締結。1月から伊藤忠商事がヴィナキー社製品の輸入を開始、伊藤忠食品がヴィナキー社製品の日本国内での販売を担う。
ヴィナキー社は2025年にアコレード・ワインズとペルノ・リカール・ワインメーカーズの統合で誕生した世界有数の規模を誇るワイン企業。年間純売上高は15億豪㌦を超え、世界最大級のワイン専門企業として「ワインの再定義」を使命に掲げている。
地元農家との連携による持続可能な生産体制と、多様な品種を生かした個性的なワイン造りが特徴で、傘下には世界トップ10ブランドの「Jacob’s Creek」、オーストラリア国内第2位の「Hardys」など、国際的に高い認知度を持つブランドを有している。
伊藤忠食品では「Jacob’s Creek」「Hardys」をはじめ、「GEORGE WYNDHAM」「BRANCOTT ESTATE」「ST.HUGO」「CHURCH ROAD」「CAMPO VIEJO」などのヴィナキー社製品を日本市場で販売する。
日本のワイン市場は堅調な成長を続けている。市場規模は2024年で約4.7兆円、2033年には7.6兆円に達するという見通しもある。
今後は伊藤忠グループとして、ヴィナキー社のワインを全国の百貨店・量販店・コンビニエンスストア、飲食店向けに順次展開を進めていく。「サステナブルなワイン文化の普及と付加価値の高い商品を通じた市場活性化を目指すとともに、ワインを通じた新しいライフスタイル提案を推進する」とした。
