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日清製粉ウェルナ、キリンビール アップサイクルビールを共同開発 食品ロス対策でパスタ活用

 日清製粉ウェルナはキリンビールと協業し、食品ロスとなるパスタを活用したアップサイクルビール「パスタデビール」を開発し、17日からスプリングバレーブルワリー東京の数量限定メニューとして販売を開始した。商品化したビールは「イタリアンレッド~トマト&パスタ~」(350ml、1150円)。小麦麦芽を使用することで口あたりを柔らかにしたほか、熟成中にトマトを投入し、フルーティーさと華やかな色を特徴としている。

 日清製粉ウェルナでは食品ロスとなるパスタを付加価値ある製品へ活用する可能性を拡大すべく、「『パスタデミライ』アップサイクルプロジェクト」を立ち上げ、8月には第一弾として丸紅フォレストリンクス、コバヤシとともにプラスチック素材「パスタデプラ」を開発している。キリンビールは食品ロスを自然再興に向けた課題と同時に循環経済への課題と認識し、環境への取り組みを推進。両社が相互の取り組みに共感したことから食品ロス削減と資源循環を目指し、「パスタデビール」の共同開発に至った。

 パスタは、物流プロセスで包材に傷がつくなど品質上の問題はないが見た目や商慣習により販売できないものを使用。ビールの主原料の大麦の一部をパスタに置き換えた。醸造にあたっては糖化温度と麦汁ろ過温度のコントロールなど仕込み条件を最適化するといった工夫を施している。今回提供したパスタは100kgで1000食分の食品ロス削減につながる。 

 スプリングバレーブルワリー東京では30日まで「パスタデビールフェア」を開催。「イタリアンレッド~トマト&パスタ~」とのペアリングとして「PRO TASTEボロネーゼ」や「トマトの果肉たっぷりのトマトバジル」など日清製粉ウェルナの「マ・マー」ブランド製品をアレンジしたコラボメニューも販売する。

 日清製粉ウェルナCRM推進部部長の野村学氏は「昨今の環境変化もありパスタは日本人の主食になってきている。『イタリアンレッド』と『マ・マー』のおいしさを多くの人に味わってほしい」とコメント。スプリングバレーブルワリー社長の井本亜香氏は「当社にとって新しいアイデアや売り方などの体験提案を通してお客様のリアルな声を聞くというテストマーケティングは大きな役割。特に今回はコラボチャレンジとなる」と協業の意義を述べた。

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