味の素社は、このほどオレンジページと共同で「ジュニア料理選手権」の最終審査会を開催。団体部門と個人部門の中学生・高校生のグランプリを決定した。
料理をする子どもたちに光をあてる場を提供することで、家庭料理の楽しさや作る喜びを知ってもらおうと2012年から選手権を開催。今回は「笑顔で作る応援ごはん」をテーマに実施。13回目を迎えた今回は、過去最高の18,201組の応募があった。
11月初めに行われたオンライン審査を経て、団体部門(中学生の部・高校生の部)の6作品と、個人部門(中学生の部・高校生の部)の6作品の計12作品が最終選考に進出。11月30日には予選を勝ち抜いた12組が川崎市の味の素グループうま味体験館で最終調理審査に挑み、団体部門では部活等で話し合って決めたメニューを、制限時間内にもくもくと調理をする姿が印象的だった。
審査の結果、団体部門の中学生の部ではチーム獅子島3Boysの作品「獅子奮迅!島のぶり竜田バーガー~潮風と太陽の香り~」、高校生の部では首里高校クッキング部の作品「宝励包子(ホーレーパオズ)―宝を築く匠へ―首里城修繕に挑む宮大工さんへの労いの一品」がグランプリを受賞。個人部門の中学生の部では新田航平さんの作品「また一緒に散歩に行こう!」、高校生の部では赤嶺美羽さんの作品「オキふわ盛り~シークワーサーごま味噌ース~」がグランプリに輝いた。「食の甲子園」のタイトルの通り、真剣勝負で調理に挑んだものの、グランプリを逃したチームの中には感極まって泣き出す生徒もあった。

審査には味の素食品事業本部マーケティングデザインセンター副センター長兼コミュニケーションデザイン部の向井育子部長、お笑いコンビ、レインボーのジャンボたかおさん、料理研究家のもあいかすみさん、オレンジページの長谷川美保編集長らが審査。味や見た目だけでなく、テーマに込めた思いや調理中のチームワークなどを評価してグランプリを決めた。
グランプリに輝いたチーム獅子島3Boysの作品「獅子奮迅!島のぶり竜田バーガー」に対して向井氏は「島の自慢の食材を組み合わせ、バランスが良く、盛り付けも美しかった」と総評。首里高校クッキング部の作品「宝励包子」に対しては「お店で売っているのと同じくらいおいしかった。宮大工さんの疲れが吹っ飛ぶできあがり」と総評。グランプリには表彰状と副賞3万円及び商品詰め合わせが贈られた。
