国が進めるキャッシュレス決済は、全国的な人手不足等も相まって堅調に増加し、決済比率は25年までに4割程度とした政府目標に対し、24年の同比率は42.8%と目標を達成。経済産業省は「将来的には80%」を掲げ、環境整備を進めていく。ただ、この伸長はBtoC の個人間決済がけん引し、BtoC の企業間決済はまだ少ないのが実情だ。業務卸も飲食店も「人手不足が課題」と挙げる中、業務効率化に向けて企業間カード決済で業務卸と飲食店双方に一助となる企業間カード決済を提案しているのがアメリカン・エキスプレス(以下アメックス)。導入企業からは「本業に集中できる」などの声が多数寄せられている。アメックスは「手数料以上の価値」を訴求しており、企業間カード決済で卸と飲食店をつなぎ、伴走し、さらなる成長機会を創出していく取り組みを行っている。その中から関西地区の製菓材料卸と洋菓子店の取組みを紹介する。
アメックスの企業間カード決済を導入しているのは、卸側が京都・南区に本社を構える製菓材料卸の「𠮷田産業」(𠮷田尚史社長)。洋菓子店が大阪・京町堀の「Seiichiro,NISHIZONO」(西園誠一郎代表・シェフ)。導入したきっかけについて𠮷田社長は「製菓材料卸業界は現金払いが多いが、カード決済がこれから当たり前の時代になる。それならば一番に始めた方がいいと思い、導入を決めた」とし、その魅力の一つに「アメックスからのポイント還元という形で、お客さまに新たな価値をお届けできること」と話す。
西園氏はアメックスのビジネス・カード導入のメリットについて「普段の仕入れだけでなく、さまざまな業務上の支払いをアメックスカード1枚に集約することで経理管理の手間の削減につながっている」など、各種利点について話す。
また、𠮷田産業への支払いがアメックスのビジネス・カード一括になったことで「発注する材料が以前より増えている」という。その理由について西園氏は「ポイント還元」を一例に挙げ、そのポイント分は「年間で1か月分の材料費相当になるほど」とのこと。これにより、仕入れはアメックスのビジネス・カードで一括し、仕入れも増えることで卸側にとっても得意先とのさらなる信頼関係の構築と共に、売上拡大などさまざまなプラス要素が加わる。
そして、アメックスのビジネス・カードはポイント還元に加え、出費がかさむ時の資金繰り調整、高額仕入れ時の利用限度額の引き上げの相談ができることも大きなメリットになっている。こういった各種手間削減が「本業に集中できる」と各飲食店から好評だ。
一方、卸にとってはアメックスのビジネス・カードによる与信管理強化、集金業務の負担軽減、現金回収のリスク回避などの利点があり、これらの負担軽減が、離職率低下、若手の人材確保にもつながる。
アメックスは、業務卸と飲食店を双方のメリットでつなぎ、業界の課題解決と活性化を、カード会員と共に目指している。
〈アメリカン・エキスプレス〉
1850年創業のグローバルサービスブランド。飲食産業界に対しては、業務卸と飲食店をつなぎ、双方にメリットを創出する企業間カード決済を提案する。アメックスの企業間カード決済は、経理業務等の各種手間の削減効果、それらに伴う人手不足解消、キャッシュフロー改善などの他、アメックス独自のビジネス・マッチングのサービス、各業界に精通したチームによる新たなビジネスの展開や顧客開拓のサポートがあり、人手不足の業務卸・飲食業界で導入が進んでいる。
<アメックスの企業間カード決済導入企業の声「食のつながりストーリー」URL:https://go.amex/baton_shokuhin>
