外食・中食・小売業界へ販路開拓するための商談展示会「FOOD STYLE Chubu 2025」が、10月29~30日に「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)」で開催され、2日間で計約8200人が来場した。
中部での開催は昨年に続いて2回目。“中部の食を全国へもっと!全国の食を東海へもっと!”をスローガンに、エリア内外のメーカー約340社・団体が出展。多種多彩なセミナーも好評だった。
愛知県では24年5月、発酵食にかかわる有識者や業界団体、自治体、商工・観光団体等を構成員とする「愛知『発酵食文化』振興協議会」を設立。地域をあげた愛知の「発酵食文化」の振興および国内外への魅力発信に取り組んでおり、今年も同協議会をはじめ「発酵食」に携わる地場企業が数多く出展。大学や研究機関による発酵・醸造分野の研究や様々な取り組みも紹介された。
「愛知『発酵食文化』振興協議会」ブースでは、「うまみ県あいち」と題して、多彩な発酵食文化を持つ愛知県の魅力をPR。「いいともあいちストリート」では、愛知県産の農林水産物を広く紹介した。また、半田市や西尾市、津島市、武豊町、恵那市、桑名市など中部エリア各地の商工会もコーナーを広く取り地場産品をアピールした。

セミナーも2日間にわたって、多彩なプログラムを用意。初日には大村秀章愛知県知事が「愛知『発酵食文化』振興協議会」の紹介や発酵食文化について講演。
「伝統と革新~未来につなぐ愛知の発酵食~」と題したパネルディスカッションでは、日本料理一灯店主・長田勇久氏を進行役に、まるや八丁味噌・浅井信太郎社長や日東醸造・蜷川洋一社長、名城大学農学部の加藤雅士教授らが、自社の取り組みや愛知の発酵食の今と未来について語った。


