サントリー近畿営業本部は、今年1月より「未来の関西ジンカクテル」活動を実施している。
大阪・関西万博のレガシーとして、後世に残るカクテルを生み出すプロジェクトとしてスタート。延べ6万5000以上のユーザーの声をもとに、AIがまとめた要素からカクテルを具現化。テスト展開ののち、オリジナルカクテル3種類を完成させた。10月よりエリアの飲食店へ、新たなメニューとして提案活動を強化している。
オリジナルカクテルは「翠(すい)ビーム」「赤翠(あかすい)~やっぱ赤い翠やねん~」「ROKU MUSUBI」の3種。
「翠ビーム」は「サントリージン翠」と「ジムビーム」を掛け合わせることで、ジムビームの甘やかさと翠の爽やかさを同時に楽しむことができる一杯に仕上げた。「赤翠」は「サントリージン翠」とトマトジュースに、大阪の粉もの文化から発想を得たウスターソースなどを加えたまろやかな食中酒。「ROKU MUSUBI」は創業者の鳥井信治郎最後のブレンド「ローヤル」が現代の「ROKU〈六〉」と邂逅。甘やかなローヤルと六の奏でるハーモニーを味わうことができる。
飲食店での取り扱い目標は、「翠ビーム」と「赤翠」が居酒屋やダイニングバー業態にて300店舗、「ROKU MUSUBI」はバー業態100店舗。10月末時点でそれぞれ7~8割の採用が決まっている。
サントリー近畿営業本部では、万博開幕期間の4~9月は樽生が全国平均より5ポイント上昇。また大阪工場で製造する「ROKU〈六〉」は50ポイント以上を上回り、「大阪発なので関西の反応が高い」(同社)という。


