関西の地域卸連合、R-netは11月11日、大阪市の天王殿で情報交換会を開催。メーカー47社のほか、メンバー社など合わせて70人が参加した。
あいさつに立った酒井修司社長(大楠屋社長)は「われわれ単体では力がなくても、アライアンスを組むと力になると設立し、昨年10周年を迎えた。今年から次なる10年に向かう」と説明。高市新内閣について触れ「働きまくりますという言葉に力をもらった。もともと中小企業はたくさん働いているが働き方改革という言葉の下、制限されている。もっと働いて、もっと稼いでいただきたいという思いがある。高市総理のようにモノをはっきり言うことが大事。われわれも言いたいことは言うので、メーカーの皆さんもそうしてもらいたい。うわべだけの付き合いではなく、熱き心で臨みたい」と述べた。
続いて、監査役の大物・日阪俊典社長が「食品を中心とした物価上昇に実質賃金が追いつかず、購買力が低下しているのが実情。価格改定の一方、値下げするという圧力が働いている」と指摘。「値下げしようとするDSやドラッグストアと違い、R-netの各企業は多様な販売チャネルを持っており、メーカーにもきちんと利益の残せる商売ができる」と強調した。
今期の共同企画販売は新規メーカー9社が増え、ここまでの企画本数は9本増の116本。瀬川食品の松本好雅社長は「成果が出て内容も濃くなっている」と報告した。
なお、来年1月からR-netの商品部長に大楠屋の酒井順平取締役営業部長、副部長にグローリージャパンの末元航取締役が就く。


