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2025 / 11 / 19 水曜日
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流通・飲食ヤグチ秋季見本市 食のTPO×4Pフード 定番商材をじっくり比較
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ヤグチ秋季見本市 食のTPO×4Pフード 定番商材をじっくり比較

ヤグチは11月12日、東京流通センターで「2025ヤグチ秋季見本市」を開催した。出展メーカー219社(常温132社、冷食68社、酒・ノンフーズ・特販・米19社)。うち新規出展は8社。食材・資材のほか、受発注効率化などDX関連、商用EV車など、業務用卸店・ユーザーの課題解決につながる提案を披露した。

会場では「食のTPO×4Pフードで商品比較!~用途可視化のご提案~」をテーマに、コスパ・タイパ・ヘルパ(健康)・スペパという4つの観点から、ユーザー・販売店の最適な商品選定をサポートする提案に力を入れた。

メーンテーマコーナー「適材適食~比べて見つける最適な食材~」では、有力メーカー14社が自社商材の食べ比べ試食を実施。例えば、味の素は「丸鶏がらスープ」「中華味(顆粒)」「香味ペースト」を比較試食してもらうことで、中華だしの商材ごとの特長や違いを紹介。トマトソース(カゴメ)、タマゴ加工品(キユーピー)、冷凍うどん(シマダヤ・テーブルマーク)、タルタルソース(ケンコーマヨネーズ)など、各社の主力商材にスポットを当て、卸店営業マン・ユーザーの商品提案をサポートする好企画だった。

メーカーブースは、調味料・油脂、乾物、デザート、素材品、冷凍調理品など、商品カテゴリー別のレイアウトに変更。エリア別の色分けやリード獲得など、来場者・出展社の双方がより効果的にマッチングできるように、様々な工夫を凝らした。

ヤグチの萩原啓太郎会長兼社長は「私どもの見本市は多くの商品に触れて、実際に食べていただく場でもある。多くのメーカーさまに協力をいただき、来場いただいた卸店さまからも、営業活動に役立つ提案や商品知識が得られると評価をいただいている」と語り、今後も内容をさらにブラッシュアップし、業務用市場の活性化に貢献していく姿勢をあらためて強調した。

来場者投票による「新商品コンテスト」の結果は次の通り。

▽エスニックライムドレッシング(ケンコーマヨネーズ)▽「健美麺」風味豊かな五穀めん・食塩不使用(シマダヤ/冷凍品)▽うにソースマイルド(ヤマサ醤油)▽ホットショーケースのための!アップルカスタードロール(味の素冷凍食品)▽デミグラスブラックストレート(ハインツ日本)▽野菜がうまい!やみつきになる旨たれ(キユーピー)▽元気の源ゴーゴーカレー(宮島醤油)▽若葉茶粉末(日本薬健)▽業務用フルーティスりんご酢マスクメロン(Mizkan)▽燻製調味料スモコージ(ハナマルキ)

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