9.1 C
Tokyo
5.5 C
Osaka
2025 / 12 / 26 金曜日
ログイン
English
流通・飲食外食ホテルレストランの新戦略 選ぶ楽しさですそ野拡大へ セント レジス ホテル 大阪

ホテルレストランの新戦略 選ぶ楽しさですそ野拡大へ セント レジス ホテル 大阪

 外資系ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルの最高級ランクに位置する大阪・本町の「セント レジス ホテル 大阪」は、ホテルレストランの課題であるハレの日以外の利用を促進する新戦略を打ち出した。

ルナ・バズラチャリャ総支配人
ルナ・バズラチャリャ総支配人

 ルナ バズラチャリャ総支配人は「大阪は万博開催で世界から注目された。現在は万博後に何をするかが重要視される中、われわれは(新戦略の)アペタイザーマルシェを展開する」と強調。10月24日から新サービスを始動させ、ホテルレストランの顧客・利用のすそ野を広げていく。

 ホテルレストランの課題は、特別な日以外の利用機会の獲得。背景となる外食市場は、昨今の物価高でハレの日の高価格帯と低価格のファストカジュアルの「二極化が進んでいる」(同社)とし、ホテルレストランの利用を非日常から日常の延長へ広げることを目的に「この二極化のギャップを埋める」として同社が打ち出した新戦略がホテルの1Fレストラン「REGINE(レジーヌ)」で展開する「アペタイザーマルシェ」。ラグジュアリーとカジュアルを融合させた「カグジュアリー」をコンセプトに、フランスの日常に根付くアペロ文化を取り入れることで「上質を気軽に楽しむ」価値を創出する。

 同マルシェは、コース料理などとは異なる「選ぶ楽しさ」が軸で、ショーケースにシャリュキュトリ(肉加工品)やアペタイザー(前菜)、チーズセレクションなど約20種類のフレンチ惣菜を揃え、顧客は2~5種類の好きな惣菜を選ぶ。価格は2種類で1400円、5種類でも2800円と抑えた。

 アペロ文化とは、食前に家族や友人と気軽に前菜を味わう社交的ライフスタイル。よって、同マルシェの営業時間は午後の3~10時までとなる。大阪御堂筋の並木を望むテラス席もあり、パリのカフェテラスのような開放感も楽しむことができる。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。