1.1 C
Tokyo
-3.1 C
Osaka
2026 / 02 / 10 火曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料海外で抹茶模倣品が横行 抹茶の素晴らしさを世界に広めるべく東京・原宿に発信拠点 お点前やヨガ盛り込み文化・健康・美も発信

海外で抹茶模倣品が横行 抹茶の素晴らしさを世界に広めるべく東京・原宿に発信拠点 お点前やヨガ盛り込み文化・健康・美も発信

 THE MATCHA TOKYO社は5日、JR原宿駅前にオーガニック抹茶ブランド「THE MATCHA TOKYO」の旗艦店「THE MATCHA TOKYO HARAJUKU」(東京都渋谷区)をオープンし、海外で抹茶模倣品が横行する中、碾茶(てんちゃ)でつくられた“本物の国産抹茶”の魅力を世界へ発信していく。

 4日、内覧会で取材に応じた長田昌宏社長は「ニューヨークやロンドンなどで抹茶を飲んでもほとんどおいしくない。日本の抹茶は、海外では絶対に飲めない素晴らしいものであることを本当に知っていただきたい」と語る。

 抹茶の原料となる碾茶には、摘み取り前に日光を遮ることで旨み成分であるテアニンを多く含んでいるのが特徴。

国立代々木競技場や明治神宮が一望できる都市型茶室
国立代々木競技場や明治神宮が一望できる都市型茶室

 抹茶は碾茶を石臼で挽いて、まるごと食すものとなることから、お湯に溶けにくい栄養素や健康成分も摂取することができる。抹茶にはテアニンのほか、カテキン、ビタミン、ミネラルなどの健康成分が豊富に含まれている。

 海外では、碾茶ではなく、煎茶を石臼で挽いたものなどが抹茶として売られているケースが多いという。

 旗艦店は、最高品質100%オーガニック抹茶を使用し、健康と美容をテーマにした新しいライフスタイルを提案する体感型コンセプトカフェとなっている。

4階のヨガスペース
4階のヨガスペース

 最上階の5階は都市型茶室となっており、国立代々木競技場や明治神宮が一望できる茶室でお点前など日本の茶文化が体験できるようになっている。要予約でドレスコードは設けていない。

 4階のヨガスペースではヨガと抹茶ドリンクを組み合わせた新しいウェルネス体験を提供する。ヨガスペースはレンタル可能で、ここで着付け教室などのイベントを開催することもできる。

 抹茶ドリンクは、伊藤園と共同開発したパウダーイン・ペットボトルの「MATCHA WATER」(190ml)。

「MATCHA WATER」
「MATCHA WATER」

 これは100%オーガニック抹茶と山形県鳥海山の国産天然水を原材料に使用した抹茶ウォーターで飲む直前にキャップを回してボトルを振ると完成する。

 1階はカフェ受付・物販、2階はカフェスペースとなっており、ドリンクは一番人気の「抹茶ラテ」や原宿限定新メニューの温スムージーなどを多彩に取り揃えている。抹茶スイーツも用意している。

 同社社は2018年に創業。現在、世界7 カ国に50のカフェショップを展開している。

「THE MATCHA TOKYO」のブランドは、長田社長が大手電機メーカーに勤める傍ら副業で立ち上げた。

長田昌宏社長
長田昌宏社長

 創業の経緯について長田社長は「たまたま静岡の茶農家に遊びに行ったところ“後継者がいない”“投資ができない”というお話を伺い、今後のお茶業界に興味を持った。以来、自分の足で様々な農家を訪問し、抹茶ブランドにビジネス拡大のポテンシャルがあり世界の皆様に求められることを確信した」と振り返る。

 原料は現在、パートナーの農家から調達している。

社員・従業員はみな抹茶アンバサダーという
社員・従業員はみな抹茶アンバサダーという
外部のヨガ講師
外部のヨガ講師
2Fのカフェスペース
2Fのカフェスペース
1Fカフェ受付
1Fカフェ受付
多彩な抹茶ドリンクを品揃えしている
多彩な抹茶ドリンクを品揃えしている
「THE MATCHA TOKYO HARAJUKU」外観
「THE MATCHA TOKYO HARAJUKU」外観

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。