ブルボンは、価格志向や節約志向が高まる反面、ご褒美ニーズやプチ贅沢ニーズにも対応すべく「贅沢ルマンド」シリーズや加工度の高い袋ビスケット、「シルベーヌ」などの半生ケーキを取り揃える。
10月7日に再発売した「贅沢ルマンド 芳醇ミルク」について、8月4日、商品・営業戦略発表会に臨んだ坂井裕次取締役は「生地は北海道産生乳から作った生クリームとバターを使用して、乳のコクがありつつもやさしい乳の風味も味わえる」と胸を張る。
ミルククリームは全紛乳などの乳原料を使用。バターオイルを入れることで乳のコクを感じられるように仕立てられている。

加工度の高い袋ビスケットとしては「エリーゼWホワイト」「ラングロールノワール」「レーズサンド」の3品を10月7日に新発売した。
この中で「エリーゼWホワイト」と「ラングロールノワール」はチョコ感がしっかり味わえるように仕立てて、チョコレートユーザーの購買も見込む。
発売中の商品では、「ラシュクーレ」「ミルファス」「レザンヌ」「クロワパイ」のエクセレントスイーツシリーズでご褒美ニーズやプチ贅沢ニーズに対応していく。
半生ケースは、発売中の「シルベーヌ」のほか「シルベーヌ洋梨のタルト風味」(9月9日発売)と「マロンブラン」(8月5日発売)の新商品2品に注力する。

「シルベーヌ洋梨のタルト風味」は、香ばしいタルト生地をイメージし、アーモンドが香るバター風味のケーキ生地が特徴。洋梨ソースとカスタードクリームをサンドし、ホワイトクリームでコーティングすることで洋梨の風味が引き立つようにした。
「マロンブラン」はふんわりとした生地に栗ペーストを使用したクリームをサンドし、マロン風味のチョコクリームでモンブラン調に仕立てた。
そのほか、百貨店の定番スイーツをモチーフにしたひとくちサイズビスケットの「アップルビスキュイ」「クランベリーチーズケーキ」2品や「もっちりわらびもちクッキー」「ザクザク玄米クッキー」「あじわいたまごのサブレ―」の箱ビスケット3品を育成していく。

この中で、「あじわいたまごのサブレ―」はビスケット売場では皆無に等しいサブレ―を商品化したものとして他との差別化を図っていく。


