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キリンビール「ラガーゼロ」 脱アル設備に数十億円 「非常に大きな戦略商品」 名古屋工場でお披露目会

キリンビールは9月22日、「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ(以下ラガーゼロ)」の発売に先立ち、同社名古屋工場(愛知県清須市)でお披露目会を開催した。当日は、キリンビールから萱場英樹名古屋工場長、安武直幸中部圏統括本部長らが出席。永田純夫清須市長、山田宗宏清須市商工会会長を来賓に迎え記念式典や工場見学、試飲会などを実施した。

「ラガーゼロ」は、ビールを醸造後にアルコールを抜く「ラガービールテイスト製法(脱アルコール製法)」でアルコール度数0・00%を実現したキリンの新提案ノンアルビール。4年の歳月をかけて開発。9月30日から発売し、今年度(25年9~12月)は約50万㌜(※大びん換算)の販売目標を掲げている。

パッケージング工程エリアの模様。1分間で1500本のビールが充填される。
パッケージング工程エリアの模様。1分間で1500本のビールが充填される。

名古屋工場は、現在唯一の「ラガーゼロ」製造工場。数十億円規模の投資を行い、脱アルコール製法の設備を導入した。

式典で萱場工場長は、「現在健康志向や多様な飲み方が広がる中で、ノンアルビール市場は成長が見込まれており、特に本格的な美味しさというニーズにおいて大きな伸びしろを残している。このようなニーズに応えるため、今回のラガーゼロは、ラガービールテイスト製法によって、麦の旨みとホップの爽快さといった美味しさをアルコール0・00%で達成した。本格的な美味しさを備えたノンアルコールビールという新たな価値をお客様にお届けするため、工場一丸となって製造を行っている」とあいさつ。

国内唯一、名古屋工場で製造
国内唯一、名古屋工場で製造

安武本部長も「ラガーゼロは非常に大きな戦略商品。そのような商品をここ名古屋の地で製造できることに大変期待している。まだまだノンアルコールビールを飲まれているお客様は一部に限られており、まったく飲まないお客様やライトユーザーを含めるとおよそ5100万人が飲まれていないというデータもある。そのようなお客様に本格的な味わいをお届けする商品として開発した。自信作ができたと思っている」とコメント。

初回受注状況についても「バイヤーからの味の評価も高く、手応えは非常にある。目標の全国50万㌜を必ず達成したい」(安武本部長)としている。

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