12.5 C
Tokyo
7.4 C
Osaka
2025 / 11 / 28 金曜日
ログイン
English
食肉食肉加工品伊藤ハム米久HD 初フレーバーの次は初増量企画 間断なく企画投入で数量増へ
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

伊藤ハム米久HD 初フレーバーの次は初増量企画 間断なく企画投入で数量増へ

伊藤ハム米久ホールディングスは、ハム・ソーセージのさらなるシェアアップを目指し、伊藤ハムの主力ブランド「The GRANDアルトバイエルン」「朝のフレッシュ」の強化継続を図り、数量増への転換を目指す。

とくにアルトバイエルンでは現在、鬼滅の刃とのコラボ企画で開発した初のフレーバー商品が順調で、想定した若年層などの新規ユーザーを獲得している。コラボ終了後も新規ユーザーの購買継続を図るため人気フレーバーを継続させる他、アルトバイエルンでは初の増量企画を実施する。

ハム・ソー業界は畜肉原料の高騰などから約3年で7回の価格改定を実施しており、総じて各社金額ベースはプラスでも重量ベースで実績を割っている状況が続いている。そういった状況下、中嶋祐子常務マーケティング担当は数量の重要性について述べ、「数量は次の次の売上にもつながる。個々のブランド力を高め、1日3食の中で当社製品を食べてもらう機会を増やすことが重要」とし、数量増に向け「伸ばすべきカテゴリー・ブランドへの積極投資」「新規領域への拡大」の取り組みを引き続き強化していく。

アルトバイエルンは、現在展開中の鬼滅の刃コラボで100人当たり購入金額前年同月比が6月22%増、7月27%増と好調。現在3種類のフレーバー品を投入しているが、その中から特に好評の2品「肉肉味」「旨辛味」をレギュラー品として継続販売する。

また、8月末までの鬼滅コラボの後は、間を置かず10%増量企画を実施する。対象商品は主力の2Pバンドル品だけでなく中袋~大袋まで実施し、新規ユーザーの継続購買を促す。

一方、米久では25年12月に創業60周年を迎えることから、プレミアムソーセージ「米久60周年記念、ソーセージおじさんの今日だけ贅沢ウインナー」を11月下旬から12月末まで数量限定で販売する。全従業員から募集し、全従業員が投票して決めた商品。ポークをベースに牛肉・牛脂を配合した特別感あるプレミアムソーセージとし、地元や得意先含めてキャンペーンなどを展開していく。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点