13.9 C
Tokyo
15.9 C
Osaka
2026 / 02 / 14 土曜日
ログイン
English
飲料系飲料サントリー食品インターナショナル、飲料メーカーが豪州で酒類「-196」を製造販売 ナチュラルエナジードリンクにも期待感

サントリー食品インターナショナル、飲料メーカーが豪州で酒類「-196」を製造販売 ナチュラルエナジードリンクにも期待感

 サントリー食品インターナショナル(SBF)は、コーヒー・ティー・エナジードリンク・RTD(アルコール飲料)をグローバル展開の戦略カテゴリーと位置づける。

 このうちRTDカテゴリーについてはオーストラリア(豪州)の新工場で今春からRTD「-196」の製造を開始し、7月をめどに現地の酒類専門チームが発売開始する。

 そもそも豪州では、サントリーグループのサントリーグローバルスピリッツ社(SGS、旧・ビームサントリー社)が協力会社に酒類の製造・販売を委託していたが、協力会社との契約満了に伴いSBFが受託する運びとなった。

 受託にあたり、SBFは当時、オセアニアではニュージーランド(NZ)・オークランドにある自社工場で生産した飲料を豪州に輸出。輸出で賄い切れない分は豪州の協力工場に製造委託していた。

 かつてオセアニアでのサントリーの売上規模は豪州よりもNZのほうが大きかったが現在は逆転。
 豪州での事業拡大に伴い、サプライチェーンネットワークを安定させる狙いから、豪州に飲料・酒類兼用の新工場を建設し、2024年9月に稼働開始した。

 5月20日、取材に応じた小野真紀子社長は「日本では飲料と酒類は棲み分けられているが、豪州では我々のビジネスで初めて酒類を扱うことになる。飲料の営業チームで酒類を扱うのは難しいが、訪問先は飲料と同じチェーンであったりするので、昨年くらいからリクルートを開始し酒類専門のチームを立ち上げた。7月の発売に向けて準備万端整っている」と力を込める。

 豪州で酒類を手掛けることで商品の領域を広げ新規顧客との接点強化を図る。

 「同じ製造工場と販売網を活用して新たなお客様をリクルートでき、新たなカテゴリーにポートフォリオを拡充できるといったメリットがある」とみている。

「CELSIUS(セルシウス)」
「CELSIUS(セルシウス)」

 今後のSBFによる酒類製造販売のエリア拡大については、各国の酒類製造販売に関する規制などを踏まえた上で、SGSなどとの協議の上、検討していく。

 エナジードリンクについては、「V」や「ルコゼード・エナジー」に加えて「CELSIUS(セルシウス)」に期待を寄せる。

 「『セルシウス』はナチュラルエナジードリンクとしてアメリカで物凄く伸びており、こことパートナシップを結ぶことができた」と語る。

 コーヒー・ティー・エナジードリンク・RTDの戦略カテゴリーに注力しつつ、グローバルブランド創出にも取り組む。

 「既存ブランドをもっと強くしていく仕事をやりながら、戦略カテゴリーを少し加速していく。これに加えてグローバルブランドもできれば作っていきたい。市場によって嗜好は異なるが、結構似通ってくると思う。エナジードリンクやハイドレーション的なもの、健康軸に収斂されてくると。共通のブランドを出せるチャンスが出てくる可能性がある」とみている。

 ブランドの展開エリア拡大にあたっては「他のエリアに進出する際は、原液を輸出したほうが知的財産(IP)を守れることから、そこはもう少し開発も含めてやっていかなければいけない」との考えを明らかにする。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。