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加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品ヤマモリ 千葉の風土食房を子会社化 グループシナジー創出・拡大へ

ヤマモリ 千葉の風土食房を子会社化 グループシナジー創出・拡大へ

ヤマモリ(三重県桑名市、三林圭介社長)は1日、去る6月30日付で風土食房(千葉県我孫子市)の株式を取得し、子会社化したと発表した。

風土食房は06年創業。地場の食材を使用した高付加価値商品の開発・製造を強みとし、ヤマモリが現在製造していない瓶詰食品・冷凍食品など幅広い食品の製造・販売を行っている。今後は、ヤマモリグループとして様々な形でシナジー創出を図っていく構えだ。

風土食房は、瓶詰食品「食べる調味料」の製造を得意とするほか、レトルト食品や冷凍食品、液体調味料、漬物などを幅広く展開。

主力商品では、瓶詰の「マッシュルームイチバン」「ネギイチバン」といった「イチバンシリーズ」や、「笠原将弘監修 賛否両論シリーズ」などを擁する。

瓶詰食品に強み
瓶詰食品に強み

OEMでは、ヤマモリのグループ会社・伊勢醤油本舗の「贅沢ごはんのお供 松阪牛のすき焼き」の製造も受託している。直近売上高は8億円(24年9月期)。

今回の風土食房の株式取得についてヤマモリは、「食品メーカーとして幅広いニーズに応える多角的な商品展開・販路拡大の視点から、相互に良い影響があると判断した」とする。風土食房の発行済み株式のうち60%を取得した。金額は非公表。

今後は、ヤマモリ・風土食房の相互の販売チャネルでの販路開拓で売上拡大を狙うほか、ヤマモリブランドでの商品展開も前向きに検討中。

また、伊勢醤油、アジア食品、サイアムガーデンなどヤマモリグループ各社と風土食房の強みをかけあわせて、シナジー効果を創出する。グループ全体の規模拡大を目指す。

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