キユーピーの米国グループ会社Q&Bフーズはこのほど、米国内2か所目の生産拠点となるテネシー工場で調味料の生産を開始した。
テネシー工場は家庭用、業務用のマヨネーズ、ドレッシングを年間約6万t生産。米国中西部から東部への供給を担う。これまでの西部カリフォルニア工場からの輸送にかかっていた時間とコストを低減し、東部エリアへのすみやかな商品供給が可能になる。
同社では5月20日に開所式を開催し、テネシー州のビル・リー知事らも出席。

キユーピーの髙宮満社長は「テネシー工場は米国のみならず米州での生産拠点とする予定。規模を拡大し、長期にわたり雇用を創出することでテネシーの経済に貢献したい。キユーピーグループでは『食を通じて社会に貢献する』という精神のもと、食の大切さ、楽しさを伝える活動を続けている。テネシーでも食を通じて地域社会に根づくような活動を行っていく」とあいさつした。
同工場は、米国ではグループ初となる見学スペースを設置。顧客との新たな接点を創出し、キユーピーブランドのファン拡大につなげる。
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