農水省 4月期輸入麦価 4期連続の引き下げ

農水省は3月12日、4月期の輸入小麦の政府売渡価格を発表し、5銘柄加重平均で6万3570円/t(前10月期比4.6%引き下げ)となった。4期連続の引き下げ。

小麦の国際相場は24年9月以降、ロシアや黒海地域などの作柄懸念などによる一時的な上昇はあるが、米国の生産地の天候が良好だったことなどから現在は5ドル/bu台で推移している。為替は24年7月に1ドル162円台を記録したが、10月以降は1ドル150円台で推移。4月期の算定期間は1ドル152.7円だった。海上運賃は喜望峰経由の迂回航行によりやや上昇したものの、中国経済の減退などによる需要減を受けて下落した。

5銘柄は、カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(ICW)、米国産ダーク・ノーザン・スプリング(DNS)、米国産ハード・レッド・ウィンター(HRW),豪州産スタンダード・ホワイト(ASW)、米国産ウェスタン・ホワイト(WW)。

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