大阪海苔協同組合は節分の日の2月2日、大阪天満宮(大阪市)で海苔チャリティセールを開いた。焼海苔3帖、味付海苔をセットにした福袋をそれぞれ1000円で販売したほか、プレミアム焼海苔、寿司海苔なども市価の3割から5割引きで用意。開始前から長蛇の行列ができ、1時間余りで完売した。
昨年、4年ぶりに復活した「いっせい丸かぶり」には今年も1000人が集まった。神主のお祓いに続き、招福娘3人が立つ恵方(西南西)に向かい、配られた巻寿司を丸かぶりした。近隣の天神橋筋商店街でも、多くの飲食店や小売店が店頭で恵方巻を販売しており、店で買った巻寿司を持ち込んでお祓いしてもらう人たちもいた。
村瀬忠久理事長(大乾社長)は「最近は特に告知をしなくても、多くの人に集まってもらえている。海苔の生産量が減り、貴重なものになっているという認識が広がっているのも一因ではないか」と話していた。
なお、売上金の一部で車椅子を購入し、大阪市社会福祉協議会へ寄贈する。
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