日本気象協会 biz tenki
加工食品菓子値上げ基調にあるチョコレー...

値上げ基調にあるチョコレートで猛暑も跳ねのけて明治「チョコレート効果」が伸び続けている理由

 カカオショックによりカカオ豆が高騰しチョコレート商品が全般的に値上げ基調にある中で、明治の「チョコレート効果」は今夏の猛暑も跳ね除け伸び続けている。

 「チョコレート効果」は“美と健康を考えた高ポリフェノール”をコンセプトに掲げ1998年に誕生し、2014年からは毎年成長を続けている。

 2014年は、11月24日に愛知県蒲郡市・愛知学院大学・明治の産学官で実施した「日本初のチョコレート摂取による大規模研究(蒲郡スタディ)」が発表され、この発表が「チョコレート効果」の成長を後押ししたものとみられる。

 上期(3月期)はチョコレートの逆風である猛暑も跳ね除け2ケタ近い成長を遂げる。

 伸び続けている理由について、吉田彰グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部部長は、おいしさと高ポリフェノールを両立した中身が健康志向に対応してリピートされやすい点を挙げる。

吉田彰グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部部長
吉田彰グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部部長

 「一度ファンになって下さると継続購入して下さるお客様がかなり多い。間口(喫食者)も大きいが、それ以上に奥行(一人あたりの購入金額)が大きいのが特徴。メインユーザーである60歳以上の間口でみるとチョコレート市場の中ではトップクラス」と語る。

 一般的に奥行は低単価商品で大きくなる傾向にあるが、「チョコレート効果」は「高単価でありながら奥行も高く、やはり継続して買っていただいている健康志向のお客様が引き続き増えている印象がする」という。
 世代別売上構成比は60歳以上で売上の半分、50歳以上で売上の7割を占める。

 インテージSRI+によると、2022年に「チョコレート効果」は上期(4-9月)のトップシェアに踊り出て以降、上期トップを維持し“夏場No.1”を訴求している。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。