焼酎用大麦の生産者を表彰 三和酒類「西の星賞」

三和酒類は11月8日、社内で開催した「三和酒類 西の星賞2024」表彰式で永岡卓巳氏(長洲地区)と上城井営農組合の城宗嗣氏(上城井地区)を表彰した。

両氏は、ニシノホシ生産者の栽培技術と生産意欲の向上を目的とする「ニシノホシ生産者交流会」で、三和酒類主力の麦焼酎「西の星」の原料に使用する大麦「ニシノホシ」生産者の中からとくに優れた生産者として選ばれた。今回で21回目となる「三和酒類 西の星賞」では個人や団体などの生産者がエントリーし、大麦の粒の大きさ、均一性、精麦や醸造に関する適性さなどの基準をもとに厳正なる審査が行われた。

両氏は「令和6年産は雨が多いなどの天候不順に悩まされたが、土づくりに努めたことで今回の受賞につながった。今後も麦の品質向上に努めていく」とコメント。

三和酒類の赤松元明専務は「ニシノホシ生産者の皆さまのおかげで多くのお客様にご愛飲いただけており、感謝の気持ちでいっぱい。これからも皆さまが育ててくれたニシノホシで良い焼酎を造っていきたい」と意欲をのぞかせた。

今回の受賞を記念して来年4月にそれぞれの生産地区名を冠した限定商品「西の星 VINTAGE2024」(ヴィンテージ表記を「発売年」から「原料麦の収穫年」に変更)の発売を予定している。

三和酒類では2001年から「ニシノホシ」を使用した本格麦焼酎「西の星」の製造・販売をスタート。地元とのかかわりを深めながら「西の星」づくりに力を入れている。