12.1 C
Tokyo
10 C
Osaka
2025 / 11 / 27 木曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料東京駅でキリマンジャロコーヒー大宣伝 伊藤園グループ主導しタンザニア・JR東日本クロスステーション・メリタジャパンが参加
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

東京駅でキリマンジャロコーヒー大宣伝 伊藤園グループ主導しタンザニア・JR東日本クロスステーション・メリタジャパンが参加

 10月1日「国際コーヒーの日」、JR東京駅B1階イベントスペース「スクエアゼロ」で伊藤園グループが主導して計7ブースが立ち並びコーヒーイベントが開催された。

 「国際コーヒーの日」を盛り上げるとともに、キリマンジャロコーヒーのアピールが狙い。

 キリマンジャロコーヒーの産地であるタンザニア連合共和国もイベントに協力。

 タンザニア連合共和国大使館の一等書記官のエドナ・ディオニズ・チュク氏は「このイベントによって、キリマンジャロコーヒーの売上がさらに上がることを期待している。キリマンジャロコーヒーがより売れることは、巡り巡ってタンザニアの農家の方や経済にとってメリットがあると考えている」と期待を寄せる。

 大使館のブースでは、産地や国内の文化を紹介。イベントスタッフに民族衣装「カンガ」の貸し出しも行った。

左からタリーズコーヒージャパンの内山修二氏、タンザニア連合共和国大使館のエドナ・ディオニズ・チュク氏、伊藤園の相澤治氏
左からタリーズコーヒージャパンの内山修二氏、タンザニア連合共和国大使館のエドナ・ディオニズ・チュク氏、伊藤園の相澤治氏

 伊藤園とタリーズコーヒージャパンはドリンクやグッズを販売。タリーズコーヒージャパンが10月9日に新発売する「キリマンジャロ KIBO タリメ スイートウォッシュド」のレギュラーコーヒー・ドリップコーヒーも先行販売された。

 加えて、タリーズコーヒージャパンではコーヒースクールの体験会を開催した。

 伊藤園のマーケティング本部コーヒーブランドグループブランドマネジャーの相澤治氏は「ショップでは淹れたてのコーヒーが飲める、飲料ではいつでもどこでも長くコーヒーを楽しめる。両社のそれぞれの強みでコーヒーの魅力を伝えていきたいと考えてイベントを企画した」と語る。

 タリーズコーヒージャパンの取締役マーケティング本部本部長の内山修二氏は「イベントを通して、幅広い方にタリーズコーヒーのショップのコーヒーを飲んで楽しんでいただくというのが主な目的」と述べる。

 会場は、伊藤園が販売する飲料「TULLY’S COFFEE BARISTA’S BLACK キリマンジャロ」のイメージカラーである青を基調に装飾。デジタルサイネージではコーヒー農園の風景や「BARISTA’S BLACK キリマンジャロ」のCM映像を流していた。

メリタジャパンのブース
メリタジャパンのブース

 伊藤園グループとタンザニア連合共和国大使館のほかJR東日本クロスステーション、メリタジャパンなどもブースを出展。

 JR東日本クロスステーションは、同社が運営するコンビニ「NewDays」のカウンターコーヒーがキリマンジャロブレンドであることをアピール。

 9月17日からカウンターコーヒーを順次リニューアルし、ホット・アイスのコーヒー・カフェラテにキリマンジャロブレンドを使用している。期間や数量を限定せずに、キリマンジャロコーヒーを「NewDays」で販売するのは初となる。

 導入理由について、JR東日本クロスステーションリテールカンパニーの商品戦略部デイリー食品ユニット副課長の清木健一氏は「キリマンジャロコーヒーは若年層に人気があるため、30代男性を中心に新規ユーザーの獲得に期待をしている。高級豆としても有名なため、『NewDays』のカウンターコーヒーがよりおいしくなったことを効果的に伝えることができると考えた」と説明する。

 タリーズジャパンのショップ店舗に周辺機器を卸すメリタジャパンは、ドリッパーやコーヒーフィルターなど家庭用のコーヒー周辺商品を展示・販売。

 メリタジャパンの企画開発部マーケティングチーフマネジャーの熊崎千夏子氏は「当社は今年設立50周年を迎え、新たに“『コーヒーを淹れる』が、みんなの『うれしい』に。”というブランドメッセージを発信している。普段は主に業務用の展示会に出展しているが、このメッセージを一般の方にも知っていただきたいと考えて出展した」と語る。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点