「ネスカフェ」ポーションシリーズ好調、市場成長にも貢献 異業種コラボの飲み方提案が奏功

ネスレ日本の「ネスカフェ ポーション」シリーズが好調だ。

同社によるとシングルサーブポーション市場は、各社のラインアップ拡充や簡便性が支持され拡大。金額ベースで2024年3-6月の成長率は前年同期比で24%増となった。

この中で「ネスカフェ」ポーションシリーズは「市場成長に大きく貢献する伸びだった」(ネスレ日本)という。これには、異業種とのコラボレーションにより、多様な飲み方提案をしたことが奏功した。

同社は6月、ソーダストリーム社と昨年に引き続きタッグを組み、展示会や店頭で炭酸と濃縮ポーションを組み合わせる提案を実施。具体的には、ソーダストリーム社の炭酸水製造システム(マシン・耐圧専用ボトル・ガスシリンダー)「ソーダストリーム」を活用した「ネスカフェ ポーション」メニューを消費者に提案して生活者との接点拡大を図った。

8月には、ポッカサッポロフード&ビバレッジとコラボレーションを実施。「#ネスカフェでパキっと夏カフェ」キャンペーンをX(旧Twitter)で行った。同キャンペーンは、「ネスカフェ」とポッカサッポロフード&ビバレッジの公式アカウントをフォローして、該当の投稿をリポストすると、抽選で20人に「夏カフェセット」が当たるというもの。「夏カフェセット」には、「ゴールドブレンド 無糖」「アールグレイ 甘さひかえめ」のポーション2品と、ポッカサッポロフード&ビバレッジの「ポッカレモン 100」「富士山麓のおいしい天然水」を詰め合わせた。

ネスレ日本の公式サイトではレモン果汁を使用したアレンジレシピを紹介。コーヒーにはちみつとレモンを組み合わせた「レモネードカフェ」や、レモン果汁を加えたデザートドリンク「ピーチベリーティー」のレシピを公開している。

今年3月1日に行ったパッケージリニューアルや、新フレーバー「バニララテ」の投入も好調を後押しした。

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