5 C
Tokyo
3.4 C
Osaka
2026 / 02 / 09 月曜日
ログイン
English
加工食品菓子フルタ製菓、カカオ豆の歴史的高騰の中で成長と継続を志向 「激動の時代、変化に真正面から取り組む」古田社長が意欲

フルタ製菓、カカオ豆の歴史的高騰の中で成長と継続を志向 「激動の時代、変化に真正面から取り組む」古田社長が意欲

 フルタ製菓は65期となる今期(3月期)、「生クリームチョコ」など主力チョコレート商品の主原料であるカカオ豆が歴史的に高騰する中、売上拡大と収益確保を目指していく。

 今期売上高はフルタ製菓単体で前年比11%増の250億円、2022年にグループ入りした杉本屋製菓を加えたグループ計で11%増の280億円を計画する。売上利益率は10%を目標に掲げる。

 8月2日、フルタ製菓創業72周年記念式典で冒頭挨拶した古田盛彦社長は「お得意先様からご評価いただいている強い商品をより強くしていくことに加えて、原材料・為替・経済・金利が激しく動く激動の時代、変化に対して真正面から取り組む」と意欲をのぞかせる。

 古田社長は、企業の使命に成長と継続を挙げる。

古田社長
古田社長

 「2022年に創業70周年を迎えて以降、第二の創業と位置付け、全社員一同、今まで以上に元気に明るく前進していくことを強く願っている」と力を込める。

 強みに磨きをかける取り組みとして、ファミリーチョコレート・ポケット菓子・チョコエッグ・焼き菓子の4本柱に加えて、業務用チョコレート事業と杉本屋製菓の事業に注力する。

 ファミリーチョコでは引き続き「生クリームチョコ」「柿の種チョコ」に軸足を置く。

 ポケット菓子は、「セコイヤチョコレート」に加え、フルタ製菓と杉本屋製菓の共同商品となる「クレヨンしんちゃんシールグミ」などに磨きをかける。

 「杉本屋製菓は、ようかんやグミなどフルタ製菓にはない商品をたくさん持っている。これからはフルタ製菓と杉本屋製菓の総合力を活かした商品の提案が期待されている」とみている。

 業務用チョコは主にアイスクリーム用の専用チョコを手掛ける。

乾顧問(中央)
乾顧問(中央)

 前期売上高はフルタ製菓単体で前々期比6%増の225億円。グループ計では251億円に達し、創業以来初の250億円の大台を突破した。

 今期出足も上々。「この7月、113%の成長で進んでいる」と語る。

 乾重一営業本部顧問は総会の中締めの挨拶で「もっともっと頑張る。社長は280億円と申し上げたが、5年先には500億円。フルタ製菓のモットーは“売って売って売りまくる”。これを今後も実行していく」と述べ会場を沸かせた。

 記念式典に先立ち開催された第58回フルタ会総会では、古田鶴彦会長が「“幹より太い枝はなし”会社の業績を上げるのはリーダー、幹部が率先垂範することで決まる。先頭に立って実行すること、見せることが一番肝心なことだと思っている」とコメントを寄せた。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。