ヤマエグループHDは7月24日、福岡市のみずほPayPayドームで「2024年秋冬ヤマエグループ総合展示商談会」を開催した。今回のテーマは「持続可能な未来への挑戦」。食品、日配、酒類、鮮冷、菓子、海外事業、資材、企画など、各カテゴリーごとに過去最高となる750社(昨年から50社増)のメーカーが出展。ヤマエグループの取引先多数(事前登録者数1千600人)が来場した。
今回のイチオシ企画として、加工食品では約50種類のジャムの食べ比べや、健康をテーマにした商材、日配では九州を中心に全国各地の地場商品を、酒類では九州および全国から100社以上の出展メーカーがインバウンド商品をエリア別で掘り下げたトレンドノンアル商品やメーカーコラボ企画を紹介した。
菓子ではコンフェックスがヤマエグループに入ったことで20社増となる80社のメーカーが出展。九州の地場商品や秋冬の新商品・トレンド商品を提案した。同じく生鮮品・業務用では九州各地のメーカーを中心に農産・畜産・水産の生鮮品、市販用・業務用の加工商品を、簡便性やSDGsの切り口で品揃えする一方、同社グループ各社と取引先で共同開発したオリジナル商品などを取り揃えた。
そのほかにもエリアにおける味噌の違いを訴求するコーナーや日配うまいものめぐりをはじめ、TV番組の売れ筋商品として3位にランクインした「ヤマエ食品工業 高千穂峡つゆ しいたけ味」、ヤマエ久野が業務提携をしているトイメディカルの「ゼロ塩」、はごろもフーズとオタフクソースの共同企画を紹介。
さらに離島の生産者を助けたいとの思いで立ち上げた「離島振興地方創生協会 長崎県離島PRコーナー」では「離島振興」と「地方創生」を目指し、長崎県五島列島や壱岐・対馬で育まれる多彩な食材を地元の島の生産者が提案。また今回から試食専用コーナーを設置し、多くの来場者が新商品やコラボ商品を試食する様子もみられた。
なお、当商談会でフードバンクを知ったメーカーなどから当日の商談会会場でPRした商品をフードロス食材として提供。1tトラック1台分をフードバンクに寄付する予定となっている。