7.7 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料世界初 キーコーヒーが従来廃棄されていたコーヒー豆の麻袋(またい)を商品パッケージに採用 アップサイクルと脱プラ推進

世界初 キーコーヒーが従来廃棄されていたコーヒー豆の麻袋(またい)を商品パッケージに採用 アップサイクルと脱プラ推進

 キーコーヒーは世界初の試みとして、従来廃棄されていたコーヒー豆の麻袋(またい)を商品パッケージに採用した。

 採用したのは業務用商品「レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー」2品。

 三井物産パッケージングと王子エフテックスとの3社協働で開発した循環資源混抄紙「MEGURISH(麻)」をパッケージフィルムの表基材に採用することで従来商品と比べプラスチック使用量を約45%削減する。

 パッケージフィルムは、外側の表基材・中間のバリア層・内側のシール層の3層で構成され、今回、3層のうちの表基材で脱プラ化した。

「MEGURISH(麻)」は、麻袋を王子エフテックスの特殊な溶解釜「地球釜」でパルプ化し同パルプを紙の原料に混合して製造されたものとなる。

プラスチックの表基材を採用した旧パッケージ(右)との比較
プラスチックの表基材を採用した旧パッケージ(右)との比較

 今後は業務用商品11品のパッケージにも順次採用し年間約6トンのプラスチック使用量削減を見込む。

 キーコーヒーは年間約400トン・約80万の麻袋を排出。かねてから観光農園や養蜂所へ寄付するなど有効活用に取り組むも、その大半が廃棄されているという。今回の従来廃棄されていた麻袋の活用はアップサイクルと脱プラを推進するものとなる。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。