コロナ禍で売上げ95%減となった「地球の歩き方」 Ⅴ字回復遂げ新分野に挑戦 岩塚製菓のおつまみスティックとコラボ

 海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」は、コロナ禍で売上げが95%減となるも、その後V字回復を遂げ、現在、新分野に挑戦している。

 6月3日、新分野挑戦の一環で、岩塚製菓と初コラボして新発売されるのが「THEひとつまみ」シリーズ。

 同シリーズは、おつまみスティックの菓子。コラボでは“地球の歩き方編集者が推す世界のスパイス料理”をコンセプトに商品化。「カリッと心地よい食感で、スパイス特有の辛さ・刺激・旨みのあるおつまみ菓子に仕上げた」(岩塚製菓)という。

 外装デザインは「地球の歩き方」の表紙をイメージし、個包装には海外旅行などにまつわる小話も掲載。「食べて読んで、気軽に旅行気分を味わることができる」仕立てになっている。

小話を掲載した個包装の一例 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
小話を掲載した個包装の一例

 以下の全5品を開発し期間限定で順次発売される。

 ――ハワイ(太平洋&オセアニア)のガーリックシュリンプ味(6月3日発売)
 ――タイ(アジア)のトムヤムクン味(同)
 ――チュニジア(アフリカ)のハリッサチキン味(同)
 ――フランス(ヨーロッパ)のブイヤベース味(7月8日発売)
 ――ジャマイカ(南 北アメリカ)のジャークチキン味(同)

 「商品化される全5品を何度も試食させていただいて、その都度味の調整をお願いし、すべて本格的な味となり、世界を感じられるラインナップになっている。ビールがおいしい季節に一人でも多くの方に海外旅行気分を楽しみながら、世界の料理にふれていただきたい」(地球の歩き方編集者)と呼びかける。

 なお、約160の国と地域の情報を網羅する海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」は、コロナ禍で売上げが95%減となるが、2020年に発売した初の国内版「東京」が大ヒット。以降、東京に続く国内版やコラボ本など次々とヒットを飛ばしてV字回復を遂げ、現在、カプセルトイや100円ショップのグッズ、レトルトカレーやカップ麺など「地球の歩き方」ブランドを活かした新分野に挑戦している。