12.2 C
Tokyo
10.5 C
Osaka
2025 / 11 / 23 日曜日
ログイン
English
業務用業務用食材を家庭に 新業態「ももひこや」 尾家産業が小売事業強化
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

業務用食材を家庭に 新業態「ももひこや」 尾家産業が小売事業強化

業務用卸の尾家産業は4月25日、ショッピングセンター(SC)向け新コンセプト店「ももひこや」を、兵庫県尼崎市のあまがさきキューズモール内に新規開設した。初年度年商2億円を見込む。今後も全国のSCを対象に出店を検討するとともに、小売事業を新たな事業の柱に成長させたい考えだ。

同店は「業務用食材を一般家庭に」がコンセプトで、SC内ということもあり来店客は一般消費者が98%と想定する。売場面積は52坪。商品構成比は冷凍食品が85%を占め、その他は常温・冷蔵の加工食品で、生鮮品は置かず、他のスーパーや業務スーパーと差別化を図る。また、客単価は1千600円、1日当たりの客数は350人を想定する。投資額は約7千万円。店名のももひこは、創業者尾家百彦氏から付けた。

商品は業務ルートを中心に流通する約1千品。冷凍調理食品を中心に、おかず、弁当食材、ピザ、パスタ、麺類、肉・魚・野菜の生鮮素材、中華やエスニック食材のほか、常温はレトルトカレー、酒類、調味料などを揃えた。

また、店内では調理法やメニューの提案を行うエンジョイクッキングコーナーを設置し、試食も提供する。同日は同社PB「極旨ハンバーグ80」(1個80gの20個入り税別2千40円)の試食を提供した。

同社の小売店はこれまで、業務用食品スーパーサンプラザを大阪府内に2店舗開設している。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点