10.5 C
Tokyo
7.9 C
Osaka
2025 / 11 / 12 水曜日
English
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

昭和レトロ

朝のTVニュースで、レコードカフェが増えていると報じていた。文字通りレコードが聴けるカフェだ。若者が多く訪れるという。背景にあるのは人気の「昭和レトロ」感。昭和生まれの私は懐かしいと思うだけだが、若者は斬新奇抜と受け取るのだろう。

▼福井県に本社を置くふじや食品が、地元の福井県立大学の学生と昨春から共同開発に取り組み、今春新発売した商品が「昭和レトロ あの頃のクリームソーダ味胡麻どうふ」と同コーヒーフロート味胡麻どうふ。クリームソーダを胡麻どうふで表現した。

▼こだわったのは2層からなる商品。昭和レトロは見栄えが重要視されるため、クリーム層とソーダ層を分ける必要があった。この2層の充填が難しく、2品のために生産ライン改修まで実施した。同社は「普通なら廃案になりそうな案件だが、学生の思いを何とか形にしたかった」と話す。若者のアイデアが、経営陣を動かし、胡麻どうふ市場では珍しい丸型容器の採用にも至った。

▼29日は昭和の日。一部の小売では同日に昭和企画を展開するようで、同商品も配荷される。両者の思いが消費者に届いてほしいと願う。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点