日本アクセスは、全国乾麺協同組合連合会(星野陽司会長、全乾麺)と連携し、「The乾麺グランプリ」クラウドファンディングを開始した。募集期間は5月19日まで。目標金額は50万円。募った資金は、5月18~19日に開催する「第5回The乾麺グランプリ2024 in TOKYO」の入場料を無料とするためのイベント運営費などに充てる。
同社では、2017年から乾麺の美味しさを消費者に広く知ってもらうことを目的に、フードイベント「乾麺グランプリ」を開催。コロナ禍が終息し、4年ぶりに開催した昨年の「第4回乾麺グランプリ」には2日間で計1万3千人もの来場があり、全国各地の乾麺製品の普及啓発に貢献している。
その一方で、乾麺業界では原材料の高騰や生産量減少、労働力不足などの大きな課題を抱えている。「これらの課題解決の一助として、乾麺の喫食シーンを広げていくことが重要。乾麺市場を盛り上げていくためにも、『乾麺グランプリ』のイベントを継続的に開催し、様々な世代の人に乾麺の魅力に触れていただく機会を作ることが急務と考えている」(主催者の日本アクセス)。
こうした思いから、今回初めてクラウドファンディングの実施を決断。乾麺の魅力や乾麺業界が抱える課題を広く伝えることで、「一人でも多くの人に乾麺グランプリに来場いただき、乾麺業界を一緒に盛り上げていきたい。本プロジェクトをきっかけに乾麺そのものの認知が広がり、次世代にその魅力をつなげていくことを目指している」と熱い想いを語った。
プロジェクトは国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」にて実施中。4月5日時点で、目標金額50万円に対して約3割の16万円の支援が寄せられている。5月19日のイベント開催まで残り約40日。乾麺ファンの思いをつなぐプロジェクトの成否が注目される。