11.4 C
Tokyo
9.9 C
Osaka
2025 / 12 / 22 月曜日
ログイン
English
加工食品砂糖DM三井製糖 和田製糖と業務提携 来年3月末、受託生産を開始

DM三井製糖 和田製糖と業務提携 来年3月末、受託生産を開始

DM三井製糖は3月28日、和田製糖(東京都中央区・和田哲義社長)と業務提携契約を締結した。近年の人口減少や消費者の甘味離れ、原料価格・エネルギーコストの高騰を背景として国内砂糖事業の経営環境は厳しさを増している。両社は業務提携によりさらなる事業基盤の強化を狙う。

和田製糖は1952年に創業した独立系の製糖メーカー。業務用に特化し、上白糖やグラニュ糖といった精製糖のほか「本和香糖」「上赤糖」など独自の含蜜糖製品の製造・販売を手掛ける。

同社は東京都江戸川区に製糖工場(江戸川工場)を持つが、近年の事業環境や生産設備の老朽化に鑑み、2025年3月末をめどに江戸川工場を閉鎖することを決定。工場閉鎖後はDM三井製糖・千葉工場(市原市)に砂糖生産を委託する。販売は和田製糖が継続して行う。

DM三井製糖は、2022年10月に三井製糖と大日本明治製糖が合併して発足。「国内砂糖事業の強靭化」を掲げ、サプライチェーンの合理化・効率化を進めてきた。

今回の業務提携により「さらなる生産物流の効率化を図り、各々が強靭な事業体制を築くことで、国内砂糖業界の持続的かつ安定的な成長に寄与したい」としている。今後、両社の提携関係を強固にするため資本提携に向けた協議も進める方針だ。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。