3.4 C
Tokyo
2.8 C
Osaka
2026 / 01 / 29 木曜日
ログイン
English
加工食品製粉日清製粉ウェルナ 新製品で価値、環境など訴求 二極化するニーズに対応

日清製粉ウェルナ 新製品で価値、環境など訴求 二極化するニーズに対応

日清製粉ウェルナは2月20日、24年春の新製品とリニューアル品の計56品を発売した(業務用製品と家庭用冷凍食品は3月1日発売)。新たに投入した製品の内訳は、家庭用常温製品が34品、家庭用冷凍食品が16品、業務用製品が6品。開発の重点テーマは

①本格的なのに簡便
②国産ニーズに対応
③おいしく健康的

で、環境にも配慮④価値に見合ったプライシング⑤人手不足の解決(業務用製品)。コストインフレが続く中、一層強まるであろう「生活者の節約意識」と着実に高まる「付加価値」という二極化する生活者ニーズをくんだ製品を取り揃えた。

岩橋恭彦社長(日清製粉ウェルナ)
岩橋恭彦社長(日清製粉ウェルナ)

付加価値ニーズの高まりについては、新製品発表会で岩橋恭彦社長が「早ゆでスパゲティはコロナ前と比較して平均売価が70円ほど上昇したにもかかわらず、売上が4割増になっている。時短ニーズの強さを再確認した」と報告。

環境対応の取り組みについても「業界に先駆けて自社で確立した製品LCAにより、早ゆでパスタは通常品よりライフサイクル全体でCO2排出量を15%削減できることが分かり、メーカーと購入者が共同でCO2排出量の削減に取り組めるようになった」と述べた。

さらに冷凍食品の「マ・マー THE PASTA 贅沢野菜」シリーズでは、シングルピローで脱蒸機能を付与した包装に。これによりトップシールが廃止、トレーを紙製に変更しサイズも小さくしたことでプラスチック使用量を70%削減することに成功した。

24年度の広告宣伝施策は、「ウェルナが、あるじゃん!」という新たなメッセージを掲げたデジタルCMにより、生活者との距離の近さを訴求。「マ・マー」ブランドでは、来年の70周年を前に、今年3月から4パターンのCMを展開する。CMには多部未華子さんを起用し、「パスタの未来は、マ・マーから。」をキャッチコピーにした。

ニーズに対応した国産麦小麦粉
ニーズに対応した国産麦小麦粉

岩橋社長は現状と今後の戦略について「冷凍食品は業務用が20%以上伸長する見通し。業務用も二ケタで拡大している。24年度は海外を広げるべく、23年度も助走期間と位置付けて取り組みを進めてきた。広告宣伝では業務用で初となるTVCMを制作し、昨秋は東海地区、今春は関西地区で放映している。人手不足の解決策を提案するCMを視聴したユーザーからは、サンプル依頼が相次いでいる状況だ。今後も各ファミリーブランドをお客様に親しんでいただくべく、付加価値型製品を強化するとともに、おいしさを重視した製品開発を続けたい」と話した。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。