2.9 C
Tokyo
3.3 C
Osaka
2026 / 01 / 09 金曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料キーコーヒー、若年コーヒーユーザー獲得へ種まき 「KEY DOORS+」のラインアップ拡充 コミュニケーション強化

キーコーヒー、若年コーヒーユーザー獲得へ種まき 「KEY DOORS+」のラインアップ拡充 コミュニケーション強化

 キーコーヒーは、昨秋にリブランディングして立ち上げた「KEY DOORS+(キードアーズプラス)」のラインアップを拡充しコミュニケーションを強化する。

 既存のコアユーザーをつなぎとめつつ、中長期のスパンで20・30代若年層の新規ユーザーを取り込むのが狙い。

 2月1日発表した菊地恵一市場戦略部長は「KEY DOORS+」について「最初の1、2年は配荷(導入)を拡大して3年目以降に回転(売上)を上げていく」との考えを明らかにする。

 春夏に向けては、「リキッドコーヒー テトラプリズマ」(リキッドコーヒー)と「香味まろやか水出し珈琲」(水出し珈琲)を「KEY DOORS+」の傘下に加えて3月1日にリニューアル発売する。

 若年層をターゲットとする「KEY DOORS+」として2品を展開することで、ブランド・商品の双方で接点を広げ、より幅広い年代層にアプローチしていく。

右から菊地氏、本吉氏、小笹氏
右から菊地氏、本吉氏、小笹氏

 「リキッドコーヒー」は、パッケージを刷新。「KEY DOORS+」のロゴを新たにデザインしたほかパッケージ中央部の商品コピーを変更し、より品質へのこだわりを表現した。

 本吉眞紀R&Dグループ設計第二チームリーダーは「資産である金色のパッケージやキーコーヒーのロゴ、シズル感はそのままに、既存ユーザーを担保しながら新たに『KEY DOORS+』のコミュニケーションをしていく」と語る。

 「水出し珈琲」は、パッケージと味わいを刷新。

 パッケージは、既存ユーザーを維持しつつ「KEY DOORS+」との一体感を打ち出し若年層を取り込めるように腐心。

 変えなかった点について、小笹明子R&Dグループ設計第一チームリーダーは「当社の品質の証である“キーコーヒーロゴ”に関してはしっかり存在感を高めた。コーヒーシズル感についても、長年続けてきた資産と考えており、お客様が店頭で見失わないように継承している」と説明する。

 味わいについては「お客様に買い支えられている商品ではあるが、貪欲に何か改良できる点はないかと考え、今回、“まろやか”という商品名によりふさわしく、渋味を抑えまろやかさをアップした。加えて、原料品質を底上げしてコーヒー感もしっかり感じられるようにした」。

 コミュニケーションの目玉施策として、ラッピングトラックの活用を予定。ラッピングトラックは23年9月から全国のスーパー・量販店を順次訪問して試飲イベントを実施し好評を博している。

 4月から1台から2台体制に拡充し夏場に向けて「リキッドコーヒー」を前面に押し出してアピールしていく。2台目の車両は1台目よりもワンサイズ大きく、冷蔵庫を搭載し冷やした状態で「リキッドコーヒー」の試飲を行う。

 加えて、エリア限定で「リキッドコーヒー」とラッピングトラックを訴求するTVCMも投下する。
 これにより「リキッドコーヒー」導入店のさらなる拡大を見込む。

 「リキッドコーヒー」は2005年の発売開始以来、拡大傾向にある。

 その要因については、本吉氏は高品質と地道な店頭活動を挙げる。
 「ドライコーヒー飲料の売場に高付加価値商品がほとんどない中で、我々は20年近く店頭で試飲販売を行うなど地道においしさを伝える活動を行ってきた。コーヒー豆が高騰する中でもご期待を裏切らないよう高品質を守ってきた」と振り返る。

 金色のパッケージも奏功しているという。

 「調査すると、金色がやはり目立つということで“金のコーヒーはおいしい”というところが、いろいろな活動の中ですごく定着して今の販売につながっている」との見方を示す。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。