理研ビタミンの「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」が、直近一年でカレー界の発展に寄与した企業や団体に贈られる「カレー・オブ・ザ・イヤー2024」(カレー関連商品部門)を受賞した。
「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」は、インドカレー店で定番のオレンジ色の甘いドレッシング。同社ではこのドレッシングを各インドカレー店が手作りしていたことに着目し、業務用、家庭用として商品化した。
その後、SNSやネットメディアなどに取り上げられ爆発的人気に。業務用は発売約7か月で当初の計画の10倍を売上げ、後を追って商品化した家庭用も3か月で70万本を突破する大ヒットを記録した。
「カレー・オブ・ザ・イヤー」を主催するカレー大學の井上岳久学長は「カレー業界人の多くがこの商品を初めて目にしたときに『やられた』と感じたのではないか。カレーではなくサラダに使うドレッシングだが、SNSでバズった後、爆発的にヒットしたこともあり、関連商品部門で表彰した」と選出理由をコメント。
受賞した理研ビタミンの戸田雅康さんは「開発の時期がコロナ禍だったこともあり、自宅でも外食の味を楽しんでほしいという思いで商品化した。今後もカレーの時にはサラダを、サラダには『謎ドレッシング』をというように食卓を盛り上げ、カレー界の発展に貢献したい」と喜んだ。