ニコニコのりは春季新商品で「大人の味のり」シリーズを発売し、新規顧客の開拓に取り組む。家飲み志向の若年層や、栄養に気を配る女性のおつまみ需要を狙う。
「大人の味のり」シリーズとして発売するのは、老舗七味メーカー「八幡屋礒五郎」の焙煎一味粉末をふりかけた「味のり焙煎一味10切30枚」と、ブラックペッパー粉末をふりかけた「味のりブラックペッパー味10切30枚」の2種類。
原料は歯切れのよい韓国産スサビノリで、一味の辛味に負けないように、またペッパーの華やかな香りを生かすように調味液をそれぞれ工夫した。参考本体価格は各400円。
同社は開発背景について「多くの女性がおつまみのカロリー・脂質・糖質などを気にしており、罪悪感なく食べられるおいしいおつまみが求められている。本品はいずれも1袋40キロカロリー未満で食物繊維を3.9g含む。ヘルシーで満足感も得られる」としている。
春季新商品では、そのほかにも5点を発売する。
「瀬戸内海産一番摘原料使用焼のり10枚」(参考本体価格750円)、「同 味のり卓上12切80枚」(同620円)は同社の調達力を生かした産地・時期限定商品。色目が黒くて歯切れも良く、海苔の旨みをしっかりと感じられる原料を使用した。
「国産青のり8g」(同500円)は、従来品「同2.3g」(同200円)と同じく風味に優れた国産すじ青のりを100%使用し、大容量化で1g当たりの単価を20円以上抑えた。
ギフトセットの「渚シリーズ」は、参考本体価格3千円と5千円の2種を用意。前者は「国産原料味のり」10切80枚の4本セットで、後者はさらに「有明海産原料焼のり」10切80枚を2本加えた6本セット。中元・歳暮のほか日常的なギフトにも適している。
リニューアルの「国産味のり卓上12切80枚T」(350円)は、ロングボトルからショートボトルに変更した。海苔の取り出しやすさと省スペース性が向上し、配送時の輸送効率や保管場所の有効活用にも貢献する。
「瀬戸内海産」2点は4月1日発売、その他はすべて3月1日発売。