12.4 C
Tokyo
12.9 C
Osaka
2025 / 12 / 09 火曜日
ログイン
English
飲料系酒類「16万円→36万円」も 国産ウイスキー値上げ サントリー

「16万円→36万円」も 国産ウイスキー値上げ サントリー

サントリーは国産プレミアムウイスキーの一部商品について来年4月1日から値上げする。

国産ウイスキーは近年、国内外での需要の高まりから需給ひっ迫が続く。とりわけ長期の熟成が必要な高価格帯商品はすぐに増産することができず、需要に十分応えるのが難しい。

同社ではこれまで、蒸溜釜や貯蔵庫増設をはじめとした生産設備の強化や山崎・白州両蒸溜所の刷新などで供給力の増強に努めてきた。一層の中味品質向上、設備増強などを行うため、価格改定を実施する。

対象は5ブランド19品。このうち「サントリーウイスキー 響30年」「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎25年」「同 白州25年」は、いずれも税別16万円から36万円へと大幅に引き上げられる。

  ◇  ◇

また同社では、この他のウイスキー、リキュール、ワインなどの一部商品も同日から価格改定。原材料、資材、輸送費、FOB価格などのコストアップによるもの。

「サントリーウイスキー ホワイト」(1千174円→1千410円)、「ザ・マッカラン30年」(35万1千360円→55万円)など、19ブランド98品が対象。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。