ジェイアール名古屋タカシマヤは11月2日から、今季の歳暮商戦をスタートした。今年のラインアップは、前年並みの約2千400品目。新型コロナの5類移行後初の年末年始を迎え「ご褒美スウィーツ」や「パーティーグルメ」など、人が集まるシーンに向けた商品を広く集めた。
また、「カード型」のカタログギフトも新たに導入。若者層の取り込みにつなげる。10階特設会場で12月21日まで展開する。
主力企画である、地元の美味を集めた「愛三岐グルメ」では、年末年始に向けた「パーティーグルメ」としてローストビーフやステーキ肉などのご馳走商材や、クリスマスにおすすめの焼き菓子、人気の「ご褒美スウィーツ」などを用意。
「定番の地元ブランド商品が安定しているが、最近は洋菓子カテゴリーが特に元気」(JR東海高島屋・営業第4部ギフトサロン・商品券売場担当の武藤洋介氏)だという。
日用品のまとめ買いや食料品のお買い得商品を揃えた「ご自宅用限定品」は全213品目を揃えた。今回、歳暮では初めて特設会場内に売上ランキングを設置。売れ筋商品を分かりやすく提示することで購買促進を図る。
新企画では岡崎の地元グルメにフォーカスした「岡崎セレクション」を展開。同社の「フードメゾン岡崎」や大河ドラマとの相乗効果を狙う。
加えて今年は、受取主が好きな商品を選べる人気のカタログギフト「ユアチョイスギフト」に、従来の冊子型に加えてカードタイプの「e美味マルシェ」(全4コース)を新規導入。デジタル化することで、贈る側も受け取り選ぶ側もより手軽にギフトを楽しめる。150点以上の豊富な品揃えで、フルーツなどは旬の時期に合わせ商品の入れ替えが可能だ。
また、初めて歳暮専用のメールマガジンを発信。デジタルネイティブな若者層を中心に誘客ツールとして活用する。