4.3 C
Tokyo
1.1 C
Osaka
2026 / 01 / 01 木曜日
ログイン
English
流通・飲食小売イオン「トップバリュ」家で過ごすクリスマス・年末年始に商機 コロナ5類移行で“気兼ねなく集まれる”大型行事にパーティー提案

イオン「トップバリュ」家で過ごすクリスマス・年末年始に商機 コロナ5類移行で“気兼ねなく集まれる”大型行事にパーティー提案

 イオンはプライベートブランド「トップバリュ」で、家で過ごすクリスマス・年末年始に商機を見出す。

 23‐24年のクリスマス・年末年始はコロナ5類移行後初の大型行事となる。

 11月10日、寺田倉庫B&C HALL(東京都品川区)で「トップバリュ2023クリスマス・お正月商戦 新商品発表会」が開催され、イオントップバリュの土谷美津子社長は、外部の調査データを引き「(1550サンプルのうち)70%が家で過ごしたいという方」と指摘する。

 「いま節約していること」の調査では外食代が1位に上り「節約志向が非常に強くなっている」と語る。

 節約志向や日常生活における出費を抑えて価値あるものに出費するメリハリ消費が高まる中、「トップバリュ」では今回“気兼ねなく集まれる”大型行事に向けてパーティーを提案する。

 「年末年始の状況は少し読みにくいが、今の状況をみると、節約志向が強く、“家で楽しくパーティーをして過ごしたい”需要が相当ある」とみている。

 この見方の下、「今日、なにパする⁉」をテーマに掲げ、多様な嗜好やライフスタイルにあわせた商品や商品の組み合わせ提案を取り揃えている。

 発表会ではバリラ社との共同開発商品やコルドンヴェール社のワインなどがプレゼンテーションされた。

イオントップバリュの土谷美津子社長
イオントップバリュの土谷美津子社長

 全般的にワクワク感を創出して需要を喚起していく。

 「10年以上前だったら、外食で1万円以上出してクリスマスパーティーができていたと思うが、今は簡単にはできない。しかし、ワクワクしたいニーズはあり、そこに応えたいという思いが強い」と述べる。

 イオンでは年末年始時期も厳しい経済環境を予測。

 「原材料価格は小麦と油が落ち着き、大豆も随分落ち着いてきた。最大の課題である卵も、温かい気候もあるかもしれないが、落ち着きはじめている。ただ為替がまだまだ落ち着いていない」との見方を示す。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。